絵本ライブラリー 読む、残す、思い出す

2020.4.1スタート。元小学校教諭,小3&3歳兄弟育児中の筆者が,読み聞かせをした絵本を中心に書籍の記録・紹介を行っています。自分と、子どもたちと、本との軌跡を記しておきたい。筆者の肌感覚によるカテゴライズもしております。昔の記事も振り返って楽しんでもらえるブログを目指したい。

ぱんだちゃん【こどものとも0.1.2. 2018年4月号】

『ぱんだちゃん』 えとぶん MAYA MAXX

 

先日、次男と図書館デートをしました。

 

私のお気に入りの図書館はカフェが併設されていて、それはそれは素敵な空間とコーヒーの良い香りがいつも私を誘ってくるのだけれど、子連れでゆったりカフェなんてのはなかなか難しく、ベイビーともなれば尚のこと難しく、スルーすることにすら慣れてしまっていた。が、どうしても私の心を掴んで離さない存在が…ショーケースの中に…いつも…左下におはす…「キャロットケーキ」!!!

 

福島県天栄村のブリティッシュヒルズでアフタヌーンティーに出てきたキャロットケーキが素晴らしく美味しくて、それはそれはどうしようもなく虜になって帰ってきたのだけれど(たまらずテイクアウトしようと思ったのに売り切れで叶わず、それもまた私の心に火をつけた気がする)、図書館のカフェにはいつもキャロットケーキが置いてあって、すーーごく美味しそうだったのだ。

 

いつか、一人で図書館に行けるタイミングがあったらカフェで食べよう、と心に決めて半年…そんなタイミングが訪れることは無く、いっそ、もう、ベイビー連れて行っちゃえばいいんじゃない、もういいんじゃない、挑戦しちゃえばいいじゃない、と畳みかけて来られたらしょうがないよね、お店に入っちゃうよね。畳みかけたのは他でもなく私の心の声だけどね。それでも、いざキャロットケーキ、と心を決めて尚、テイクアウトが良いかイートインしちゃうかすーーごく迷って、お店の前で出たり入ったりしてたのは私です。

 

そして、いよいよ念願のキャロットケーキとのご対面…

 

きゃーきゃーきゃーきゃー…

 

えーと、もう、それは素晴らしく美味しかったです…

ガツンとくるスパイスの香り、上のクリームはチーズクリームですか、スパイスもナッツもドライフルーツも全てがちょうどぴったりの量で、それはそれは至福のお味でありました。もう、キャロットケーキ屋さんになりたい。

 

が、そんな幸せそうな母を次男坊が優しく隣で眺めていてくれるわけもなく、

 

「ん~?(ねーねーママ何食べてんの?)」

「ま?(おいしいの、くれるよね?)」

「ま!(それ!それだよ!よこせよ!)」

 

の熱烈アピール。スパイシーな大人な味だし、食べねぇべな、と思ってひとかけら(もはやひとくず)口に入れてみたら、なんと気に入ってしまったらしく、1歳児にはあまりにも罪な味…と思いながら図らずもおめめぱっちりで嬉しそうにする次男くんとシェアして楽しんでしまいました。ギルティック。

 

ほんでもって、連続的「ま!」を浴びながらも、ママもゆっくりケーキを味わいたいわけで、せめてフォークで切って口に運ぶくらいの間は欲しいわけで。

 

そんな時こそ、

♪ててててんっ え~ほ~ん~~~~(ドラえもんひみつ道具出すときのやつ)

 

というわけで借りたばかりの『ぱんだちゃん』をフル活用させていただき、わずかなモーメントを稼ぎながら私は至福のキャロットケーキを食んでいったのでした。

 

 

 

「たけを

 むしゃ むしゃ

 ぱんだちゃん

 

 たくさん たくさん

 むしゃ むしゃ むしゃ」 (本文より)

 

ふわふわの子パンダ、ぱんだちゃん。竹をむしゃむしゃ食べている。遊んだり、うんちしたり、ママにだっこしたり。

 

次男氏、はっきりくっきりした色遣いとかわいいぱんだちゃんをしっかりと見つめながら、むしゃむしゃ食べる様子を指さして「あむあむあむあむ…」とエンドレスリピートしていました。ありがてぇ…ありがとな…ぱんだちゃん…

 

パンダって相当な量を食べるそうですね。カロリーがあるとは到底思えない笹を主食にしてあんだけの体重を維持するんだものね!しゅごいね!新潟の笹団子食べたくなったね!

 

MAYA MAXXって誰だっけ、と思ったときに瞬時にまちゃまちゃエンタの神様に出てた摩邪)が浮かび、ああ、あの方は絵本も描いているのか芸達者だな、と思って本を手に取ったのですが、全くの別人でした!ごめんなさい!

MAYA MAXXさん!ポンキッキーズにも出てたんだっけ。赤いクマちゃんの絵、懐かしいなぁ。

 

 

 

もはやキャロットケーキの話だね。

 

『ぱんだちゃん』、ありがとう!

 

月間予約絵本「こどものとも0.1.2.」

『ぱんだちゃん』 2018年4月号(通巻277号)

発行所 福音館書店

Text&illustrations ©MAYA MAXX

 

 

へんてこたいそう

『へんてこたいそう』 新井 洋行

表紙には女子トイレ・男子トイレのマーク。

 

「ぼくらは マーク

 トイレの ばしょを あんないするよ

 

 いつも じーっと してるから

 からだを いっぱい うごかしたい!

  へんてこたいそう はじめるよ! 」 (本文より)

 

トイレのマーク、非常口のマーク、ごみ箱のマーク…

 

街中のあらゆるところにあるマークたちが、へんてこな体操をする。

 

 

 

ゆるーい!

 

サクッと読めちゃう手軽さがすてき。

 

 

マークが動く、といえば、やはり東京オリンピック開会式のピクトグラムのパフォーマンスを思い出すよね!あれ最高だったね!新井さんもきっとニヤっとしたのではないか。どうかしら。

新井洋行さん、『こけしがこけて』を描いた方だったのね!

やはり見ているところがすてきだな。ユニークだな。

bg8qp.hatenablog.jp

 

 

へんてこな体操の数々に長男ももちろん笑ってました。そしていろんなマークの意味、意外と知ってたのね。ほほぅ!

 

社会とかでいろんなマークを学習するときの導入にもおもろいかもな~

 

 

あ、そうそう、しろくまちゃんのチロルチョコ、食べてみました~♡

bg8qp.hatenablog.jp

あま~い香りと溢れ出すメープルシロップが贅沢なチロルチョコだったよ~!SO SWEET!

長男も食べる前にお話の順番にチロルチョコを並べておりました。やっぱり、やりたくなるよねっ!

 

『へんてこたいそう』 2021年

発行所 小峰書店

作・絵/新井 洋行

 

 

【雑記】チロルチョコ!しろくまちゃんのほっとけーき!

じゃじゃーーーん!!!きゃーきゃーきゃー!!

 

しろくまちゃんのほっとけーき』のチロルチョコが発売されています。

私もついに買っちゃった!かわいーーー!!!!

style.ehonnavi.net

 

じゃーん!

 

じゃじゃーん!!

 

こっちからもーっ!!!

 

と、むやみやたらに並べてみたくなる。

 

 

 

ほいほい!

 

ほほーい!!

 

 

全10種類だそうで。

箱の底に、あのホットケーキが焼ける名シーンが描かれているということで箱ごと買えたらいいなと思ったのですが、私の行ったお店にはもう在庫が無く(;_;)/~~~

でも、10種類全部買えたので満足です!!

お味のほどは…まだもったいなくて食べれてません♡そのうち、長男とお茶会しながら食べよう。

 

☟切手もありました。

bg8qp.hatenablog.jp

 

☟こんな時代もありました。

bg8qp.hatenablog.jp

 

かつてと比べれば値上がりは否めないけれど、ホットケーキミックスも簡単に手に入るようになったし…

 

まわる~ま~わる~よ 時代~は まわる~

 

 

今の苦しみも、いつかほどけて消えて流れていくのだと、

 

自分に、あなたに、温かく、両手を広げられるわたしでありたいです。

 

もこ もこもこ

『もこ もこもこ』 たにかわ しゅんたろう さく・もとなが さだまさ え

 

 

「しーん

 

 

 もこ

 

 

 もこもこ にょき

 

 

 もこもこもこ にょきにょき …」 (本文より)

 

 

 

これは、一体、何なんだろう。

 

抽象の塊。

 

有無相生。

 

生命の、宇宙の輪廻か。

 

なんだかよく、いや、全くもって分からないのに、見入ってしまう世界。

 

 

長男がベイビーの頃結構繰り返し読んでいたのだけれど、次男もハマった!!

しーんとした世界。キャッチーな色遣い。ゆっくりと、それでいて、あっという間の展開。

「みるみる絵本」と銘打たれているけれど、なんだかまさに“見る見る”な感じに吸い寄せらせられ、気付けば何度も繰り返し読んでおりました。

何か知らないけどいちいち笑うし、「もこ?」とか「こ?」とか「ぷぅ?」とか、なんかマネしてたよっ!!!かわいいなっ!

 

 

そうそう、このタイトルの一個目の「もこ」さ、

 

もこ⤴なんだよね。

 

もこ⤴。

 

もこ→

 

じゃなくて、

 

もこ⤴。

表紙の文字の並びを見ると、2文字目の「こ」が少し上に浮かんでいるような恰好になっている。だから、もこ、と平坦に読むんじゃなくて、もこ⤴ と、「こ」のイントネーションが上に上がると、いいんじゃないかな。とね、思ったわけですよ。ええ。ちなみに、その配置に気付いたのは、何度も読んでからのことだったんですけどもね。そんなわけで、それはそれは大発見for meだったんですよ。

 

だもんでね、前にテレビ絵本か何かで俳優さんがこの絵本を朗読していたとき、まさに、

 

もこ⤴

 

と読んでいらして。

 

「そうだよねぇぇ!!!!そうそう!!アンタ、分かってるぅぅ!!!!」

 

と上から目線で激しく共感したのでした。

読んでいた方、誰だったんだろうなぁ。

みなさんもぜひ音読する際にはトライしてみてね!!え、知ってた?気づいてた??ほんと?

 

 

 

表紙を開いてすぐ、谷川さんが“そで”に寄せている前書きも、なんともかんとも、良いんだよなぁ。

ああ、この本は、なんだか面白い人たちが作った本なんだなぁ、と、親しみを寄せて読むと、「?」のバリアを飛び越えて、絵と言葉の広い広い世界に思いを馳せることができる。気がする。

もしかしたら、そんな読み手の気持ちまで想像して、谷川さんはあの文章を書いたのだろうか。

 

 

とか、思いつつも。

 

…やっぱり、よく、わからない!

 

本当に、なんなんだろう、この本は。

 

 

もこ。

 

『もこ もこもこ』 1977年

発行所 文研出版

谷川俊太郎/作

元永定正/絵

 

 

おすしやさんにいらっしゃい! 生きものが食べものになるまで

『おすしやさんにいらっしゃい! 生きものが食べものになるまで』

おかだ だいすけ 文 遠藤 宏 写真

 

長男の夏休みがスタートしました。

 

夏休みと言えば、読書!

そして、読書感想文!

 

私が小1の頃、ビギナーズラックで賞をいただいたこともあって(今思えば母の指導の賜物なのだが)、長男が小学生になったら、ぜひ感想文を書かせてみたいなぁ…というのは前から何となく心に描いておりました。

 

そして迎えた小学校・初☆夏休み。

 

…あれ、君、文章とか書けるのか?

 

作文?感想文?

 

文?BUN?

 

 

 

…小1男子を育ててみて、やっと分かったんですけど、1年生って、本当に宇宙人なのね!!!かつて担任した1年生がスーパーお利口集団だったこともあって、なんか、本当に多くを求めすぎていたんだなぁと反省…!

 

いや、夏の時点で文章書ける小学1年生もたくさんいるだろうけどさ、うちのお兄さんは、まじで宇宙人だよ。超かわいいんだけどさ。まじで宇宙人だよ。(2回目)

 

 

…まぁ、何はともあれ、本買ってあげるよ~!と誘って、今年の課題図書を購入してみたわけです!!!

そして、長男が選んだのが、この本。

 

「これから どこに いくんだろ。

      おすしやさんだよ。きいてないの?

 やったー おすしやさん!

    ちょっと かわった 

    おみせだって。

 へえ。でもさ、 

    もちろん おすし、

    たべられるよね?」  (そで より)

 

手をつなぎ肩を組んで、嬉しそうに歩く子どもたち。のれんをくぐると、そこは、カウンターのお寿司屋さん。魚の体の仕組み、捌き方、おいしい食べ方…お寿司屋さんが子どもたちにいろいろなお話をしながら、キンメダイ・アナゴ・イカのお寿司を目の前で握ってくれる。

 

この本は、生き生きとした写真とともに、お話のほとんどが会話で構成されていて、子どもたちの驚きや楽しい気持ちがみずみずしくあふれ出している感じ。

文を書いているのは、本物の寿司職人・おかだだいすけさん。これがまたとっても美味しそうなお寿司なのです。

お魚好きな長男も、え~!とか、おぉ~!とか言ったり、クイズに答えたりしながら、楽しそうに読み進めていました。いろんな発見のや気持ちの動きがある、素敵な1冊ね。

 

 

 

さ、さて、楽しく読んだは良いけれど、果たして本当に彼は感想文を書くことができるのだろうか…!?

 

「演出」としては、実際に魚を捌いてみたり、実際にカウンターのお寿司屋さんでお寿司握ってもらったり…そういう実体験が感想文に絡んでくるとドラマチックにはなるんだろうけど。笑

 

まずは何回も読んでもらって、この本の世界を味わって、楽しんでもらおう。

 

まだまだ夏は長いから。

焦らず、急かさず、ゆる~くトライできたらいいなと思っています。

 

…戦意喪失?

 

…してないしてない、して、ない。多分。。。笑

 

『おすしやさんにいらっしゃい! 生きものが食べものになるまで』 2021年

発行所 岩崎書店

文 おかだ だいすけ 

写真 遠藤 宏

 

 

エルマーのぼうけん

『エルマーのぼうけん』 

ルース・スタイルス・ガネット さく ルース・クリスマン・ガネット え わたなべ しげお やく

 

ずっと前から息子と読んでみたかった『エルマーのぼうけん』。

まだ絵本の方が好きな長男。少しずつ長めのお話も楽しんでほしいけれど、出会い方によっては敬遠しちゃうかなぁと思っていたところ、仙台市の夏休みの宿題ドリルに1年生の夏休みのおすすめ本として『エルマーのぼうけん』が紹介されているのを発見!

早速図書館で借りてきて、

「ねぇねぇ、これ、1年生におすすめの本なんだって!見て見て~、〇〇先生(息子の大好きな大好きな担任の先生)のくれた宿題にも載ってたんだよ~!」

と誘うと、目をキラキラさせて、「読みたい!!!」という!(…チョロい!)

 

こうして一緒にエルマーを読み始めることになったのでした…嬉しい。仙台市小学校教育研究会さん、〇〇先生、ありがとう…!

 

 

主人公の少年エルマーは、ある日、年取った野良猫に出会い、お世話をするうちにかつての旅行話を聞くことになる。野良猫が昔出会ったかわいそうな竜を助けて、背中に乗せてもらうことにしたエルマーは、リュックサックに荷物を詰め込んで、一人冒険の旅に出る…!

 

とりあえず1周目は読み聞かせ方式で読んでみているのだけれど、面白いね…!つい、読み手にも力が入る。もうずいぶん昔に書かれたお話なのに、ワクワクドキドキが止まらないって、本当にすごいなぁと思う。息子も、今日も眠そうにしてたから、ここまでにしようか、と言ったのだけれど、もう1節、もう1節、と、挿絵も覗き込みながら嬉しそうに聞いていました。(その後、すっと寝落ち…どんな夢を見てるんだろな。)

リュックサックの中身が、素敵に役立っていくのがまたいいよねぇ。

読み聞かせでお話の世界がイメージできたら、一人でも読み返したり、次のシリーズを手に取ってくれたりしたら嬉しいなぁ。

お話の挿絵を描いているのは、なんと作者の義理のお母さまなのだそう。挿絵って、お互いのリスペクトがないと成立しないような気がするから…お義母さんと作品を作れるって、とっても素敵なことだなぁと思う。

 

 

さて、息子とこのお話を読みたかったのにはまた別の理由があって。

私の音楽デュオtiptopの相方・舞ちゃんの『僕の子守唄』という歌に、

 

♪地図は絵本 誰にだって会えるんだ

 ワニをつなげて川を渡ったら 竜の背に乗って帰ってこよう

 

という、エルマーのぼうけんをモチーフにした歌詞が1節あって。

長男には、赤ちゃんの頃から毎日毎日この歌を歌ってきたから、ぜひ、ちゃんと楽しめる年齢になったら、一緒に読みたいなぁ、って、ずっとずっと思っていたの。

こうして大きくなって一緒にお話を楽しめること、とっても感慨深く、嬉しく思います。ワニだー!竜だぁーー!!舞さん、ありがとう。

 

 

そして…舞さんエピソードに乗っかってちょっとだけ宣伝!!

この度、とあるご縁からDate fm(FM仙台)のラジオに出演しまして。

MUSICA NOVAという番組で、私たちtiptop(ティップトップ)のことをご紹介いただきました。お恥ずかしながら、私、おしゃべりしております!7月25日(月)の放送でしたが、ラジオアプリradiko(ラジコ)でも1週間後までタイムフリーで聴くことができます。条件が合えば県外からも聴くことができますので、よかったら聴いてみてね。

tiptop、インスタもやっておりますので、よかったらフォローしてください!

@tiptop_tiptap

www.instagram.com

いぎなし、超宣伝ね!笑

今後とも、ブログも、よかったら音楽も、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

さて、今日はエルマーがライオンのたてがみをリボンで結んだところでおしまい。明日はエンディングまで辿り着くかな?

 

『エルマーのぼうけん』 1963年

発行所 福音館書店

ルース・スタイルス・ガネット 作

ルース・クリスマン・ガネット 絵

渡辺茂男

 

 

バムとケロのもりのこや

『バムとケロのもりのこや』 島田 ゆか

 

バムケロ!

 

“もりのこや”!

 

バムとケロが森で木いちご摘みをしていると、つる草に覆われた古い小屋が現れた。

小屋はあっちこっちボロボロで、誰も住んではいないみたい…バムとケロは、ふたりのひみつの小屋にしよう、と、なんでもやのソレちゃんと一緒に小屋を修理していくのだけれど…

 

 

 

きゅーん!やっぱり、かわいすぎる~~!!

おなじみのキャラたちもどんどん登場するし、ケロちゃんが“おかいもの”で買ったホットケーキのフライパンもバッチリ登場。最後のページには、ガラゴ!長男の目が輝く。

ケロちゃんは相変わらずめちゃめちゃお茶目で、ごはんもおやつも美味しそう。家具も道具もおもちゃもとっても素敵。本棚にはひっそりとバムケロの絵本。最後には、元々小屋に住んでいた虫やカタツムリたちさえ、一緒に仲良く共存している。

あぁ~、なんか、いいなぁ。本当に、おおらかな、世界。

 

 

そしてね、もうね、お話の舞台が森の中なわけですよ。

そりゃあもう、草が、葉が、蔦が、生い茂りまくっているわけですよ。

それなのに、その一つ一つが、一本一本が、どれだけ丁寧に描かれているか…

その葉の重なり、影、形を見ているだけで、どれだけの時間とエネルギーを懸けて完成されたものなのか、その工程を想像してぶっ倒れそうになるよね。

なんだか、そういう丁寧な仕事が、やっぱり他には代え難いバムケロの魅力なんだよなぁ、と、殊に思う1冊でありました。

 

丁寧、って、伝わるんだよね。

美しいものを前に、ガチャガチャとした自らを省みるのであります。

 

 

さて、バムケロファンの長男のために、先日、私、ついに、バムケロシリーズを大人買いしてしまいました…!そして、ドドンと揃ったシリーズの中から、彼が最初に手に取ったのが、これ。

どれも何度も読んでいるけど、“もりのこや”は、秘密基地的魅力が面白いらしい。

 

バムケロシリーズは、2011年に発行されているこの“もりのこや”が、最新刊となっているみたいです。

bg8qp.hatenablog.jp

bg8qp.hatenablog.jp

bg8qp.hatenablog.jp

bg8qp.hatenablog.jp

 

続編、あるかなぁ~。楽しみに待っていたいなぁ。

 

『バムとケロのもりのこや』 2011年

発行所 文溪堂

島田 ゆか 作/絵

 

 

【雑記】断乳と、絵本

いつもいつも大変お久しぶりですが元気ですか!

 

さて、私事ではございますが、次男、無事、断乳しましたーーーーーー!!!ヒュー!!ドンドン!!

 

おっぱいは赤ちゃんにとって素晴らしい心と体の栄養であり、重要な親子のスキンシップであり、実際おっぱいあげてて幸せだな、と思う瞬間も多々あったけれど…

 

批判覚悟で言います、、、私、授乳、辛かった。涙

 

夜間に何度も起きなければならない苦痛は言わずもがな。

育休中は一日中、保育園に入ってからも朝も帰りも、泣きながらすがられ、暴れ、蹴とばされ、嚙みちぎられ、引き伸ばされ…ああ、もう、言葉に出すと面白いけど!四六時中心身共にいつも縛られていることが、やっぱり、辛かったっす。

長男の時も、おっぱいやめたら自分の背筋がぐんと伸びて急に視界が明るくなって遠くまで見えるようになった気がしたなぁ…そのくらい、おっぱいをあげている暮らしというのは、半径1メートルの世界に縛り付けられ続ける、ということだったのです。(私の場合です。)

 

 

おっぱい大好き次男くんにとって、断乳というのはさぞかし苦行なのだろう…と覚悟はしていたのですが。

断乳開始から1週間。うーむ、時々覗いたりはするし、長男よりは引きずってるけど…あれ、なかなかになかなか!!ちゃんとおっぱいにバイバイして、お兄さんになっている!!!

 

中でも一番大きな成長を感じたのが、情緒面の変化。

 

わりとグズグズエンエンして怒ってばっかりな子なのかなぁと思っていたけれど、断乳の効果なのか、ご機嫌タイムがぐぐっと増えてきました。踊ったり、宇宙語しゃべったり、まねっこしたり。

 

反応もどんどん良くなって、これはなんかいける気がする…!と思い、母、だるまさんシリーズを引っ張り出してみる。

bg8qp.hatenablog.jp

 

bg8qp.hatenablog.jp

 

bg8qp.hatenablog.jp

 

 

すると、「だ、る、ま、さ、ん、が」の言葉に合わせて手を動かして、ニコニコ。時々、ゲラゲラ。

『だるまさんと』のやったー!ピース!のところでは、パチパチ拍手して「あーーー!」と声を上げ、昔のチョキの如くピースまでした…!!天才!?笑

何回も繰り返して、楽しむことができました。うわーーー成長したなぁ。

ちょっと発達ゆっくりかなぁと思う節がいろいろあったので、なおさら成長に感動。

 

長男のときの反応を思い出しながら読むことができて、きょうだいで同じ本を読み継ぐことができるというのは、いいもんだなぁと思いました。

 

これからがますます楽しみ!

 

あ、そうそう、だるまさん、もちろん兄さんも一緒に喜んでいました♡

素直な長男。かわいいぜ。

 

 

 

ちなみにどんな断乳の儀式をしたかということについては、また改めて機会があったらお話ししたいと思いま~す!笑