絵本ライブラリー 読む、残す、思い出す

2020.4.1スタート。元小学校教諭,小3&3歳兄弟育児中の筆者が,読み聞かせをした絵本を中心に書籍の記録・紹介を行っています。自分と、子どもたちと、本との軌跡を記しておきたい。筆者の肌感覚によるカテゴライズもしております。昔の記事も振り返って楽しんでもらえるブログを目指したい。

おこだでませんように

『おこだでませんように』 くすのき しげのり・作 石井聖岳・絵

 

もうすぐ七夕ですね。

息子も何となく文字が書けるようになってきたので、今年は一緒に短冊書きに挑戦しようかな。

どんなお願い事をするのかなぁ。

 

 

 

お話の 主人公は、いつでも、どこでも、怒られてばかりの「ぼく」。

ぼくにも想いはあるのに、ぼくだって頑張っているのに。

【ぼくは……「わるいこ」なんやろか……。】(本文より)

そんなぼくが七夕の短冊に書いたのが「おこだでませんように」(怒られませんように)の10文字だった…

 

 

この本は、初めて読んだときに強い衝撃を受けたことを覚えています。

なんかもう、胸がギュウウウウウってなる。

学校で先生だった私として、今、子どもたちのゆっくりな成長をサポートしている大人として、お母さんとして。

「ぼく」の想いに、そして、救われる喜びに、ふと頭をよぎるたくさんの後悔に、涙が出てくる。

 

作者のくすのきしげのりさんは、小学校の教員でいらしたそう。そして、「おこだでませんように」と書かれた短冊は、くすのきさんご自身が教員だった頃に実際に目にしたものなのだそうです。

 

怒られませんように、が、”おこだでませんように”に聞こえる「ぼく」

「ま」の文字が鏡文字になってしまう「ぼく」

ぼくの行動にも、ぼくなりの理由があるのに、理解してもらえない「ぼく」

 

 「困った子は、困っている子」

…周りから見た”困った子”は、自身が困っているのだ、という考え方。困った子、という表現はあんまり好きじゃないけれど…言いたいことは端的に伝わると思う。私もいつも心に留めておきたい。

今、私は、運動を軸にした療育の仕事をしているけれど、自分の役割としては、情緒面でのサポートも大きいと思っているから、「できた!」につながるサポートをしながら、何か、救いになるような、背中を押してあげられるような関わりを目指していきたいなぁと思う。

…でも、今療育を受けられている子どもたちは、周りの大人が、気づいて、より良い方へと導こうとしてくれている子どもたちなんだよな…”より良い方へ”力を尽くせるようにちゃんと精進しないとな、と思うと同時に、周りの大人に気づかれずに、生き辛く、苦しく、日々を過ごす子どもたちもいるんだよなぁ、と思う…私に、社会に、できることって、何なんだろう。

ぐるぐる、ぐるぐる。生きる、とは、暮らす、とは。

 

 

人はみんな、それぞれ心の中で、必死に、いろんなことを想いながら生きている。

 

それなのに、歩み寄れなかったこと、寄り添ってあげられなかったこと…いっぱいあったなぁ。

 

”君のこと、ちゃんと、見てるよ。大事に思ってるよ。”

 

伝わっていたかな。ちゃんと伝えないとな。

 

今日だって、これからだって。

 

 

 

読んであげることで、子どもたちのなかに、そうだそうだ、と密かにうなずく子がいたなら、抱きしめてあげたい。大丈夫だよ、君のこと、大事に思ってるよ、って伝えたい。

 

私も、まだまだ、青い。

 

大人に染みるお話かもしれません。

 

『おこだでませんように』 2008年

発行所 小学館

作 くすのき しげのり 絵 石井聖岳

 

 

かいものづくし

『かいものづくし』 いしだえつ子 文 いしはらみえこ 絵

 

魚屋さん、肉屋さん、八百屋さん、総菜屋さん…

「すすめや すすめ

 ゆけば ゆくほど おみせが ふえる

 すいすい すきっぷ しょうてんがい」(本文より)

節のある楽しい文章を読み進めていくと、出てくる、出てくる。いろんなお店。

 

版画かな?画材は一体何だろう…インクの付き方や色遣いが何とも素朴でありながら、なんだか素敵でオシャレな絵!細かいところまでよくよく見るのも楽しい。

お店に行くのって、なんであんなに楽しいんでしょうね!!!これは、擬似買い物体験本と言ってよいでしょう。

目移りしながら、お店に並んだ商品を眺めていると、「今日の晩御飯は何にしようかしら…」ってな気持ちになってくる。食べ物だけじゃないよ、靴屋さんや、花屋さんもある。

商店街、って、いいねぇ。

 

 

さて、息子と一緒に読みながら、お肉屋さんって行ったことあったっけ、と聞いたら、無いって言うではありませんか。

そうだそうだ、確かに、無いかも。

 

スーパーで何でも揃っちゃう今。便利なんだけどね。便利だから、私だっていつもスーパーに行っちゃうわけだけど。そもそもスーパーマーケットというのは、“スーパー(超)”な「マーケット」であって、“スーパー”は「マーケット」の修飾語に過ぎないのに、“スーパー”だけが残るって、なんのこっちゃ。ニホンゴ!!!でもそういうところも楽しいぞ、ニホンゴ!!!!

まぁ、とにかく、買い物はスーパーや大型店舗に行っちゃうよね。

子どもが生まれてからは尚更だよね。いちいち移動してその度にコンディション整えてあっちこっち巡って買い物なんてしたら気が狂うよね。一人で歩いてくれるよう(親の声掛けである程度コントロール可)になるまでは、本当にイオ〇とかありがたすぎるよね。

でも、便利さの裏で、いろんな技術や素晴らしい特色をもった店たちが大型店舗の蔓延によって窮地に追い込まれていくことは、大きな損失だと思うし、何ていうかさ、ただ単に、子どもたちには、お肉屋さんのコロッケ!の美味さとか、知っててほしいよね。餅は餅屋、的な。

 

 

でも、昨今の感染症の予防の面から考えると、さっと行って、目的のものだけ見て、ささっと買ってくる、みたいなことができるって、すごくありがたいこと。先日も、夫が眼鏡を買いたいというので、いつもはイ〇ンとか行っちゃうけど、地元の眼鏡屋さんに行ったらすごく丁寧でよかった、みたいなこともあって。

 

今こそ、商店街が、個人商店が、立ち上がる時…!?

私も、身近にあるよいお店を、大切にしていかねば。

 

『かいものづくし』 2016年(こどものとも年少版は2007年)

発行所 福音館書店

いしだえつ子 文/いしはらみえこ 絵

 

 

わたしのペットはまんまるいし

『わたしのペットはまんまるいし』 

作 スティーブンW.マーティン 絵 サマンサ・コッテリル 訳 久保陽子

 

“ペットが飼いたい!”

これは、幼き頃に誰もが思うことなんじゃないかなぁと思う。

私だって、そうだった。

犬が、猫が、飼いたかった。友達が子猫の貰い手を探していれば、一生懸命親にアピールをして、どうにかして「仕方ないわねぇ」の一言を引き出せやしないかと必死で粘った。

犬や猫がどうしてもだめだと分かったら、今度は鳥か、ハムスター。ペットショップに何度も見に行ったっけ。特にハムスターは、小学校5年生の時にクラスで飼ったことを機に大いにハマってしまって、どうしてもどうしても、ど~うしても欲しくて…ついに私は、お母さんを口説き落とすことに成功したのです…!

今も忘れない、大河原のペットショップで、一匹ずつ紙の箱に入れられて、彼らは我が家にやってきた。1匹目はトロちゃん。少し青みがかった毛並みの美人でお利口なハムちゃんだったなぁ。そして、もう1匹はクリちゃん。栗色の毛並みででっかくてど~んとしたドスコイ系。どっちもメス、のはずだった。

 

はず、だった。

 

でも、どうやら様子がオカシイ。気付けばネズミ算式に我が家のハムハムたちは増えてゆき、我が家は一時期ハムスター屋敷と化した。そう、クリちゃんはオスだったのです!

でも、かわいいベイビーをたくさん見られたのは嬉しい誤算。ピンク色のグミみたいなのだったのが、小っちゃい体に少し毛が生えてきたくらいの頃がそれはそれは可愛くて、手のひらで寝ちゃうのが愛おしかったなぁ…

 

 

さて、『わたしのペットはまんまるいし』の主人公のシャーロットは、お誕生日にペットを買ってもらったのだけれど、そのペットは、犬ではなく、猫でもなく、ハムスターでもなく…大きくて真ん丸な、石!!最初は少し戸惑うけれど、ポジティブなシャーロットは、真ん丸な石をそれはそれは可愛がるようになる。すると、その石は、なんと…!

 

サマンサ・コッテリルさんは、布デザイナーでもいらっしゃるとのことで、なるほど、ページに広がる模様がどれも美しい。かわいい!シャーロット、オシャレだな!

 

そして、やっぱり考えが、言葉が、ポジティブ!欧米だっ!

シャーロットの子どもらしい前向きな言葉に、元気が出てくる。石を思いっきりかわいがるシャーロットに、胸キュン間違いなし。

 

言葉と絵の一つ一つを味わいながら、とびきりハッピーな最後のオチを楽しみたい1冊です。

 

『わたしのペットはまんまるいし』 2020年

発行所 ポプラ社

作 スティーブン W.マーティン/絵 サマンサ・コッテリル 

訳 久保陽子

 

 

【発見!】VIVA!素敵な遊び場!!

私は宮城県の南の方の出身なのですが、今日は久々に実家へ泊まったついでに、白石市へ。

ふらふらして帰るつもりだったんだけど、ずっと気になっていた「こじゅうろうキッズランド」という子どもが遊べる施設の横を偶然通りかかり、入場の規制がありながらもちょうどよいタイミングで入ることができたので、遊んできました。

一部撤去されていたり中止されていたものもありますが、遊具もいろいろあるし、コマ回しになわとび、ケンケンパのコーナーもあって、息子もすごく楽しそうにしておりました。

 

そしたら!

すーごく素敵だったのー!

 

じゃーん!

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あべ弘士さん直筆。2階のお部屋に描いてあるの~!

最近読んだ工藤直子さんとコラボレーションしている詩集がとっても素敵だったので、それを思い出して、なお、きゅんきゅん。

 

どーん!

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飯野和好さん。こちらは階段の壁画。これも直筆。もっといっぱい描いてあるよ!

ライブペインティングをしたそうです。

 

どっかーん!

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荒井良二さん。こちらもライブペインティングをしたそう。見たかったなぁ!!!

座って休憩できるお部屋の壁画。

 

それから、写真は撮りませんでしたが、絵本を読むコーナーもあって、子どもの本専門店「メリーゴーランド」を開いている増田喜昭さんがプロデュースしたそうです。もしかしたら、今は冊数を減らしているのかもしれないけれど、素敵絵本が揃っていたよー!

これは休憩するお部屋にあった本☟息子のチョロチョロの合間にパラパラ見ただけだったので、じっくり読んでみたい。

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…なんて素敵なんだぁぁぁ!!!!!!!

 

子どもが楽しめる場所をつくること、その場所に、惜しみなく素敵なアートを共存させる心意気。

十分楽しめて、大人も子どもも、入場料300円。白石市、やるよねぇ!!

隣の道の駅的なところも充実してました。おはぎ美味しかった!!!

高校時代も卒業してからも、あんなに通っていたのに、なかなか行かなくなってしまった白石ですが、ぐるぐるドライブして懐かしさに浸りながらも、素敵な発見ができて、嬉しい一日でした。

 

白石蔵王駅にも行ったんだけど、佐藤忠良の像があったぞう。

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写真撮影の腕がなくてゴメンナサイ。

佐藤忠良が描いた『木』の記事はこちら☟ 

bg8qp.hatenablog.jp

 

本当に久々の、おでかけDAY。楽しい1日でした。

 

 

 

ばばばあちゃんのアイス・パーティー

今週のお題「私の好きなアイス」

 

はてなブログのお題が、「私の好きなアイス」だったっ!タイムリー!!アイス・パーティーの本について書こうと思っていたところだったのよっ!!!

 

私はもう、アイスなら何でも大好きなんだけど、いくつか挙げるなら、ラムレーズン、チョコミント、ゴロゴロの具が入ってるサーティーワンのアイスクリーム。あとは、アイスコーヒーにバニラアイスを浮かべて氷でシャリシャリになったところも大好き。

あとは、大学時代にパルムにハマって、ちょっとレンジで10秒くらい溶かしてドゥルドゥルにして食べて、一度に2本とか3本とか食べてたので太ってました。たははっ。

 

さて、アイスといったらアイスクリームを想像しがちですけど、ばばばあちゃんのアイスはザ・アイス!氷!です!!

 

 

ばばばあちゃんのアイス・パーティー』 さとう わきこ・作 佐々木 志乃・協力

 

 

ばばばあちゃんシリーズ!!『すいかのたね』はこちら☟

bg8qp.hatenablog.jp

 

ばばばあちゃんのアイス・パーティー』も、子どもの頃読んだなぁ!!

私はお料理の本も大好きで、こういう手作りおやつ的な絵本を見て妄想するのが大好きだったのよね。

 

 

テレビの天気予報で「きょうは このなつ いちばんの あつさ でしょう」と言っているのを聞いて、氷のお菓子を作ってアイス・パーティーをすることを提案する、ばばばあちゃん

子どもたちと一緒に、いろんな大きさの製氷皿、おわん、アルミカップ、茶筒、ゼリー型、クッキーの抜き型…いろんな入れ物を集めたら、果物にジュース、お茶、お菓子、どんぐり、まつぼっくり、お花、ハーブ、ミニカーまで!みんなでワイワイ、楽しみながら、いろんな材料を凍らせていく。

 

最近、なぜか天気予報ブームの息子は、冒頭の天気予報シーンがお気に入りで、何度も何度も読んでます。

材料を持ち寄る場面も、作っている場面も、一緒にああだこうだ言いながら眺めるのが、とっても楽しい。

 

そして!はい!もちろん息子も「やりたい!!」となりまして!

やってみました!今回は、バナナとパイナップル。

バナナは一口大に切ってラップに包み、パイナップルの缶詰は、丸いまま凍らせるのと、製氷皿に一口大に切ったパイナップルとシロップを流し入れたキューブ型とを作ってみた!

 

ふふふ…いや、ただ凍らせただけなのに、おいしいね。そして簡単。楽しい!

果物だし、生のまま食べるより時間かかるし笑、夏の子どものおやつにぴったりだなっ!!!!嬉しい再発見。

 

そういや、子どもの頃は、丸ごとのバナナとか、ヤクルトとか、ゼリーとか、ヨーグルトとか、ジュースとか、とにかく何でも凍らせて食べたよなぁ~

 

ヤクルトはさ、アルミのフタをはがしたら、分厚い飲み口にハサミを入れて、寸胴になってる部分を残してくるりん!って、ブチンッ!って容器の上部をはがしてさ、あとはギザギザスプーンで食べるんだよね。

 

ああ、最高。

 

ばばばあちゃんのアイス・パーティー』 1998年(かがくのともは1995年)

発行所 福音館書店

さとう わきこ・作 

佐々木 志乃・協力

 

 

わにわにのおでかけ

『わにわにのおでかけ』 小風 さち ぶん 山口 マオ え 

わにわに!シリーズ!

 

『わにわにのおふろ』はこちら☟

bg8qp.hatenablog.jp

読もうとするやいなや、

「わにわにじゃん!ママ、いいの見つけるなぁ!テンション上がるー!」だそうです。笑

あ~ほんと5歳男児、面白い。

 

 

夜。眠れないわにわに。

ガラスの引き戸を開けると、ゾロゾロと人が歩いていくのが見える。

“ずり ずり づづづ”と、わにわにが付いていくと、そこはお祭りの会場だった…!

  

いや~、やっぱり、「昭和」がたまらん。「昭和」が溢れている。2007年の絵本なのにっ!!

お祭りの屋台も、最近の「スーパーボールすくい」とか「トルネードポテト」とか「チーズハットク」とか、そういう匂いは一切しない。ザ・定番。ザ・昭和。ちょうちんに書かれている協賛の名前も渋くって最高。

特に、裸電球に照らされた金魚すくいのページと、花火がどーん!と花開いて海の水面に映っているページは、構図が、色合いが、質感が、たまらなく好き…!

相変わらず、擬音も楽しいです。

 

かわいい、わにわに。

 

愛しい、わにわに。

 

『わにわにのおでかけ』 2007年(こどものとも年少版発行は2004年)

発行所 福音館書店

小風さち 文/ 山口マオ 絵

 

 

バムとケロのおかいもの

『バムとケロのおかいもの』 島田 ゆか

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水曜日だっ!!!

 

『バムとケロのにちようび』はこちら☟ 

bg8qp.hatenablog.jp

『バムとケロのそらのたび』はこちら☟

bg8qp.hatenablog.jp

バムに似ているわんちゃんが出てくる『ぶーちゃんとおにいちゃん』はこちら☟

bg8qp.hatenablog.jp

  

1週間の真ん中の水曜日。いつも寝坊するケロちゃんが早起きをして朝の支度をする。

なぜなら、今日が月に1度のお買い物の日だから!

市場にはお店がたくさん出ていて、バムとケロとおともだちは、みんなで楽しくお買い物をする…

 

このお話は、ケロちゃんのかわいさが際立っている~!張り切っちゃうケロちゃんも、ノリノリなケロちゃんも、欲張りなケロちゃんも、駄々こねちゃうケロちゃんも、優しいケロちゃんも…みんな愛しい。

ケロちゃんラブ!な息子には、たまらない1冊だった模様で、どんなツボだか知らないが、ケロちゃんが焼いた丸焦げホットケーキを指さして、ヒーヒー言いながら笑っておりました。そうね!ケロちゃん、超~かわいいよねっ!

私は、最後のオチも好きだなぁ~!素敵!満足そうなドヤ顔も最高。

楽しいお買い物がしたくなります。ちびっこキャラたちもかわいい!お店の細かい描写もわっくわく!ドア屋さん、私もやりたい。

 

 

そう!ここまで来て気づいたの!

バムケロシリーズのタイトルは、「バムとケロの〇〇〇〇〇」になっている!

チャチャチャ・チャチャチャ・チャチャチャチャチャ!

三々七拍子!的な!

こりゃ~リズムがいい!キャッチー!気付くの遅い?

 

次の新作の名前は何でしょうね。

バムとケロの「えんそうかい」

バムとケロの「うんどうかい」

…なんか良くない!?笑

 

もしくは、

バムとケロの「ふつかよい」

 

…無いな!島田ゆかさん、ごめんなさい!!

 

そう、バムとケロって大人なのかな、子どもなのかな、という論争が我が家で起きておりまして。

みなさんは、どう思う?

 

『バムとケロのおかいもの』 1999年

発行所 文溪堂

島田 ゆか 作/絵

 

絵本も、グッズも、すごーーいキュンキュンなラインナップ!フライパン欲しいな…!

 

 

 

 

 

これはのみのぴこ

『これはのみのぴこ』 

谷川俊太郎・作 和田誠・絵

 これは、初めて見て、すぐに大好きになった1冊!

 

前にちょっとお話ししていた初任の時の教官が、当時の私のクラスの子どもたちに読んでくれたのです。

その先生とのエピソードはこちらにも☟

bg8qp.hatenablog.jp

〇〇先生の本を授業に活用していこう、というお姿に、私も間違いなく影響を受けたと思う。

 

「これは のみの ぴこ」(本文より)

 

次のページは、

「これは のみの ぴこの

 すんでいる ねこの ごえもん」(本文より)

 

その次のページは、

「これは のみの ぴこの

 すんでいる ねこの ごえもんの

 しっぽ ふんずけた あきらくん」(本文より)

 

こんな風に進んでいく。

最初は、スローテンポで。そのうち、いっぱい、いっぱいページをめくったら、なんだか早口言葉みたいになる。同じことを繰り返しているのに、なんだか笑っちゃう。いや、むしろ同じことを繰り返してるのが面白いのか。それとも長い文章を必死に読んでるサマが面白いのか、み~んなが繋がっていることが面白いのか。なんだかなぜか、面白い。子ども爆笑。

谷川俊太郎さんの飄々としてるのに楽しい言葉たちと和田誠さんの絵が、とっても素敵。なんだかなぁ、本当に、このお二人じゃないとできない世界観なのだと思います。

和田誠さんの絵、好きだなぁ。奥様の平野レミさんもとっても好きです。息子様も、お嫁様も。…すごい家族だな!!惜しい方をなくしました…素敵なご活躍に、献杯

 

息子は家で読んだすぐ後に、幼稚園でも読んでもらったとのことで、なんだかもじゃもじゃ一人で唱えてたなぁ~。「トマトぶつけたやおやさん」が気に入ってたみたいでエンドレスリピート。笑

嬉しい偶然!

『のみのぴこ』、ネットで調べるとなんだか品薄(私調べ)…定価の新品に出会えたらラッキーなのかも。うおぉ…超いい本なのにな。

 

 

 

これは『のみのぴこ』を読んでくれた○○先生に

初任の1年を指導してもらった私が

絵本を楽しみにしている子どもたちと

いろんなことを楽しんでいる大人たちに

あわよくば他の誰かとも想いをシェアしてもらいながら

楽しんでもらうためのブログの

『のみのぴこ』の記事。

 

 

 

僕たち、私たちは、不思議と、どこかで繋がっているのよね。

 

『これはのみのぴこ』 1979年 

発行所 サンリード

谷川俊太郎 作 和田誠 絵