『これはのみのぴこ』
これは、初めて見て、すぐに大好きになった1冊!
前にちょっとお話ししていた初任の時の教官が、当時の私のクラスの子どもたちに読んでくれたのです。
その先生とのエピソードはこちらにも☟
〇〇先生の本を授業に活用していこう、というお姿に、私も間違いなく影響を受けたと思う。
「これは のみの ぴこ」(本文より)
次のページは、
「これは のみの ぴこの
すんでいる ねこの ごえもん」(本文より)
その次のページは、
「これは のみの ぴこの
すんでいる ねこの ごえもんの
しっぽ ふんずけた あきらくん」(本文より)
こんな風に進んでいく。
最初は、スローテンポで。そのうち、いっぱい、いっぱいページをめくったら、なんだか早口言葉みたいになる。同じことを繰り返しているのに、なんだか笑っちゃう。いや、むしろ同じことを繰り返してるのが面白いのか。それとも長い文章を必死に読んでるサマが面白いのか、み~んなが繋がっていることが面白いのか。なんだかなぜか、面白い。子ども爆笑。
谷川俊太郎さんの飄々としてるのに楽しい言葉たちと和田誠さんの絵が、とっても素敵。なんだかなぁ、本当に、このお二人じゃないとできない世界観なのだと思います。
和田誠さんの絵、好きだなぁ。奥様の平野レミさんもとっても好きです。息子様も、お嫁様も。…すごい家族だな!!惜しい方をなくしました…素敵なご活躍に、献杯。
息子は家で読んだすぐ後に、幼稚園でも読んでもらったとのことで、なんだかもじゃもじゃ一人で唱えてたなぁ~。「トマトぶつけたやおやさん」が気に入ってたみたいでエンドレスリピート。笑
嬉しい偶然!
…『のみのぴこ』、ネットで調べるとなんだか品薄(私調べ)…定価の新品に出会えたらラッキーなのかも。うおぉ…超いい本なのにな。
これは『のみのぴこ』を読んでくれた○○先生に
初任の1年を指導してもらった私が
絵本を楽しみにしている子どもたちと
いろんなことを楽しんでいる大人たちに
あわよくば他の誰かとも想いをシェアしてもらいながら
楽しんでもらうためのブログの
『のみのぴこ』の記事。
僕たち、私たちは、不思議と、どこかで繋がっているのよね。
『これはのみのぴこ』 1979年
発行所 サンリード