絵本ライブラリー 読む、残す、思い出す

2020.4.1スタート。元小学校教諭,小2&2歳兄弟育児中の筆者が,読み聞かせをした絵本を中心に書籍の記録・紹介を行っています。自分と、子どもたちと、本との軌跡を記しておきたい。筆者の肌感覚によるカテゴライズもしております。昔の記事も振り返って楽しんでもらえるブログを目指したい。

【雑記】長男のえほんカード

お久しぶりです。育休最後の悪あがきに金髪にしました。

嘘です。エイプリルフールです。漆黒の伸ばしっぱなしスタイル。白い自然なメッシュが入る日も近い。

 

 

さて、4月1日。新しいスタートの日だった方も多いのではないでしょうか。

 

我が家の長男も、先日ついに幼稚園を卒園しました。

 

卒園式で、大きな声で返事をして堂々と歩く姿、立派に証書を受け取る姿を見て、本当に大きくなったんだなぁと実感。親バカだけど…立派だったよ、ほんと、ほんと。

 

でも、全体の証書授与が始まったところで涙がこぼれ、卒園の言葉と歌では夫と共に泣いたけど、長男氏の出番の時は、頑張れ~!という気持ちで涙どころではなかったね!笑

 

感受性の豊かな彼は、卒園式の夜に「幼稚園に行って本当によかった」と、泣いていました。素敵なお友だちや先生方に出会うことができて、本当によかったね。

 

ママは預かり保育の最終日の帰りの車で泣いたね…やはり、保育園の思い出は、喜びと、戦いの、思い出。こんなに立派に、大きくなってくれて、ありがとう。そして、お疲れ様、あなたも、あなたも、私も。

 

 

 

さて、長男氏、幼稚園からコチラ☟を持って帰ってきました!

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読み・書き・計算、的な時間がある幼稚園で、「読み」という時間に読書ができるらしい。

そこで読んだ本を、こうして記録していたのだそう。眺めていると、どんな本を読んだのか、お気に入りの本はこれかな、なんてことが分かって嬉しい。

 

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文字の間違っているのも、なんかいいよね。妖怪ウォッチの飾り文字を頑張って真似して書いたのも楽しいね。9月にクリスマスの本読んでたんだね。

愛しい記録です。

やっぱり、記録するって面白いな。

 

 

さて、何と今日からこちらのブログも3年目!

2年目は書けなさすぎて自分でも悲しかったので、次男の慣らし保育が始まったら、私も慣らしブログするぞー。

 

さぁ!いよいよ小学校&保育園スタートじゃ~!!!

素敵な1年にしよう!!

これからも、いつも、いつまでも応援しているからね。

 

 

新年度も、皆様にとって幸せなことがたくさんの1年になりますように。

そしてどうか、全ての人に平和な日々が訪れますように。

 

 

 

 

とらっく とらっく とらっく

『とらっく とらっく とらっく』 渡辺茂男 さく 山本忠敬 え

「絵本原画の世界」で観た絵本、第二弾~!

 

まず、表紙を一目見て、思う。

”この本は、作り手のこだわりの1冊に違いない…!”

だって、この題字のだんだん小っちゃくなっていく感…間違いなく、こだわっている…!!

文字がだんだん小さくなっているのには、どんな理由があるんだろう。トラックがビューンと遠くに走り去っていく感じ?それともいろんな大きさの車が出てくるから?何となく?いや、まさか。本当の理由は分からないけれど、動きがあって、画にメリハリが出て、なんともやっぱりバーン、と見たときのバランスが良いように見えてくる。つい、とらっく(大声)、とらっく(中)、とらっく(小声)…と読みたくなる。

 

 

「みなとの そうこから、にもつを つんで、

 トラックが しゅっぱつします。」  (本文より)

 

幌の付いた黄色い大きなトラックが、町を目指して港を出発する。

高速道路では、大型・小型の乗用車や観光バス、ローリーにスポーツカー。道路工事のエリアでは、ブルドーザーやパワーシャベル、ダンプカーにローラー、ミキサー。白バイ、消防車、救急車も登場。いろんな車がいろんな場所でいろんな仕事をしている。

 

作者の渡辺茂男さんは『きんのたまごのほん』

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の訳者であり、『エルマーのぼうけん』の訳者でもある。淡々としているのに、ほっこりするような語り口。白バイのくだりでは私はマジカヨって突っ込んだんだけどどうなの!詳細が詳しく語られないのもまた良いのだが!時代のせいなのか、どうなのか!

 

絵を描いた山本忠敬さんは、漫画映画の製作に携わった後、数々の乗り物絵本を描き続けたのだそう。

走りゆく車の疾走感。細部までこだわり抜いて描かれた車たちの数々。反して、乗っている人々の絵はあまりにもシンプルでカワイイ。そう、可愛い。あくまでこの絵本の主役は車なのだ、と、トラックなのだ、ということが暗に訴えかけられているような気さえする。

「絵本原画の世界」で観た原画たちも、とても細やかで、美しくて、印象的だったなぁ。

 

 

この本が「こどものとも」の絵本として発行されたのが1961年7月。ということは、60年以上もの間、長きに渡って愛されているのね。すごいよね。

そりゃもうね、男の子の心を掴んで離さないよね。いや、もちろん女子もね。

最後のページには道路標識がいろいろ描いてあって、長男も読みながらいろいろ質問してきて、あーだこーだフムフム。実際に道端で標識を見つけては、「ここは車停めちゃだめですよーのマークだよね!」とか言ってたよ!すごいな、絵本効果。

お兄ちゃんの車のおもちゃに興味を示すようになった次男くんも、きっともう少し大きくなったら、興奮して読むようになるのかな。

 

 

いろんな車との出会いを楽しみつつ、長男と一緒にわくわくしながら読めたことが嬉しかった。なんかね…長男の成長を感じる日々…もちろんすごく嬉しいんだけど、いつまで一緒に絵本読んでくれるんだろうって時々おセンチになっちゃうよ。

そのうち「自分で読むからいい。」とか言われちゃうのかな。

うん、そうなったらもう次男にロックオンですね。そうですね。次男氏、よろしく!笑

 

県美のミュージアムショップで、『とらっく とらっく とらっく』の一筆箋も売ってたよ~ん!絵本グッズって、ついつい欲しくなっちゃうねっ…!

 

『とらっく とらっく とらっく』 1961年

発行所 福音館書店

渡辺茂男 さく

山本忠敬 え

 

 

ねずみのおいしゃさま

『ねずみのおいしゃさま』 なかがわ まさふみ さく やまわき ゆりこ え

 

3月ですね。仙台も日に日に春めいてきています。

目とか鼻にも春が来てますね、アレね、ムズムズゴニョゴニョ…いや、でもね、無視、無視、無視…したいんですけど、どんどん存在感増してきてるね!嫌ね!年々、症状が増してる気がします。おとなしく点鼻からはじめよう。目薬も新調しちゃったよ。

 

 

さて、原画展で観た絵本が読みたい!と思い、『ねずみのおいしゃさま』を読んでみました。

 

表紙には、5匹のひよこさんにお話をしている、ねずみのおいしゃさま。表紙をめくれば、なんだか5匹に手を焼いてる?ねずみのおいしゃさまの顔がなんともチャーミングです。

 

 

 

冬の夜、ねずみのおいしゃさまが寝ていると、夜中にりすさんの家から電話がかかってきました。坊やが風邪をひいて熱を出しているので早く来てほしい、とのこと。

大雪の夜に出かけるのを心配している奥さんに、

「ゆきぐらい なんでもないさ。よなかに でかけるのも、いしゃの しごとだよ」(本文より)

と言って、おいしゃさまはスクーターにとび乗って、りすさんの坊やの元へ向かうのですが…

 

 

いやいや、まじか。いやいや!

なんていうか!もう!ねずみのおいしゃさまったら、なんて人間臭いお人なのでしょう。(ねずみだけど)

大雪の夜中に起き出して往診に行くなんて、なんて心の優しい、正義感のあるおいしゃさまなのだろう、さぞかし、りすの坊やはおいしゃさまにすっかり楽にしてもらって、感謝感謝、なんだろうな…なーんて勝手に物語の先を想像してはいけません。

これは、人間臭すぎるおいしゃさま(ねずみだけど)のチャーミングさを味わう物語。だ!

長男も「えー!」と言いながら、ニヤニヤ読み進めていました。オチまで気に入って、読んだ次の日の朝、幼稚園へ向かう車の中でもあらすじを思い出して笑いながらストーリーテーリングしてくれました。ははは!

 

 

展示の解説にもあったような気がするのだけれど、山脇百合子さんの絵の素敵さは、登場人物の暮らしが見える背景にあると思う。

 

この絵本の最後のページだけを見ても、いきいきとした植物たち、すぐに水やりできるジョウロ、整頓された薬棚、マットに載せたスリッパ、飾らない水差しとコップ、飴、鉛筆、メモ、けん玉…おいしゃさまや奥様の温かで丁寧な暮らしが、手に取るように分かる。今すぐお家にあがって、お邪魔しま~す、と言ってしまいたくなるような、心地よさ。暮らしの温かさ。実家感。

 

あぁ、いいなぁ。

 

そして、図らずも、最後のオチが春の訪れにぴったりな1冊なのでした。

学年末の隙間時間に、春休みの親子時間にも、ぜひ!

 

『ねずみのおいしゃさま』 1974年

発行所 福音館書店

中川正文 さく

山脇百合子 え

 

 

オトシブミのふむふむくん【こどものとも 2022年2月号】

『オトシブミのふむふむくん』 おのりえん 文 秋山 あゆ子 絵

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こどものとも2月号。

 

手紙を書くのが大好きなオトシブミのふむふむくん。

ある日、お花見大会に葉っぱの葉書を持ち込んで、満開の桜を眺めながらお手紙を書きました。

「あてさきは……てがみの すきな だれかさま。」(本文より)

すると、何日かしてお返事がやってきて…

 

お返事の主は、手紙の好きなオトシブミのふみふみちゃん。

二人の手紙のやり取りを通して、1年が巡っていく。

 

 

 

ああ。とっても、上質で、優しくて、楽しくて。

いい絵本だなぁ。

 

このお話の舞台は、虫の世界。

虫たちがお花見もするし、学校にも行くし、遊園地で遊んだりもする。

私は虫が苦手なので、結構リアルな絵があるとヒィィっとなってしまうんだけど、それでも、まじまじと見入ってしまうような絵の美しさ、細やかさ、面白さ。

実は虫があまり得意じゃない長男(!)も、やっぱりお話と絵の面白さに惹き込まれて、気付けばじっくりと眺めているのでした。

 

長男のお気に入りは、お正月の凧揚げのページ。

私のお気に入りは、ムシムシショッピングプラザのページ。

 

凧揚げの糸が迷路みたいになっていて、指でなぞって遊べる。

ムシムシショッピングプラザには古本しみしみ堂というのがあって、子どもの頃、紙魚(しみ)という本を食べる虫の役をしたお芝居を思い出した。やっほー、紙魚。久々の再会だね。そういや、その前の年はみの虫の役をやったな。ムシムシショッピングプラザには、モードみのむしというオシャレなブティックもあるのだ。なんということでしょう。

 

 

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先日、ついに絵本原画の世界2022に行ってきました!一緒にどう?と誘ってくれた友達がいたんだけど、ワンオペの自信が無くお断りしてしまって…ゴメンヨ…(:_;)

赤子は旦那に背負ってもらい、幼児は私と手をつなぎ、家族で観てきました。

その友達もどうか、観られていたらいいな

 

でっかくて、しーんとした、県美、の雰囲気。

やっぱり、そこに、そのまま、あってほしいなぁと、年季の入った愛おしい空気を胸いっぱいに吸い込んできました。

 

 

 

感想は……圧巻…!

 

絵本の原画というのは、印刷されることが前提で、その後の保存については考えられていないものも多いのだそう。

でも、絵本の原画の芸術性に目を付け、宮城県美術館では、たくさんの絵本の原画を収集・保存してきたのだそうです。

 

いろんな技法、いろんな手法、あまりにもバラエティに富んだ作品たちが、絵本、という世界で繋がっている。

 

絵が歌曲なら、絵本はオペラだと思う。あ、うまいこと言っちゃったかも。なんて。

 

ストーリーが付くからこその、連続しているからこその、作品の世界。芸術性。面白いです。

 

子どもが展示を楽しめる「こどもセルフガイド」というのがあって、作品の特徴に気付かせながら、飽きずに鑑賞できる工夫がされていて、息子が喜んでいたのも嬉しかった!

 

あ、缶バッジのガチャガチャもしました

大人は本も一筆箋も買っちゃったよ。チャキーン!(写真なし)

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いろんな絵をじっくりと眺めてみて、改めて、私は、丁寧な絵が好きなのかもなぁ、と思う。動物のふわふわとした毛並み、躍動感のある形。命あるもののエネルギーみたいなものが、ちゃんと、美しさの中に閉じ込められているもの。

 

記録していたお話の原画も、いくつか見つけました。きゅん!

ぐりとぐら』の原画は、長男が4か月の時も観たから、つい絵たちに「お久しぶりね!」と声をかけたくなるような気持ちになりました。

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コレクションの中核は、他でもなく、「こどものとも」の原画たち。

 

こどものとも」が、いかに素晴らしい試みに挑戦し続けてきたか。

 

 

 

『オトシブミのふむふむくん』は、間違いなく、そのスピリットを受け継いだ、上質な1冊だと思います。

 

虫が好きなお子さんがいたら、ぜひプレゼントしたいお話。素敵でした!

月刊予約絵本「こどものとも

『オトシブミのふむふむくん』 2022年2月号(通巻791号)

発行所 福音館書店

おのりえん 文

秋山 あゆ子 絵

【雑記】絵本原画の世界2022

お久しぶりです!2月!ぎゃぼーん!!

最近は体調を崩した余波でゴロンゴロンしています私です。絵本もそれほど読まず、読んでも記録せず、ゴロンゴロンゴロン…やっと韓国ドラマ観る元気出てきました笑

そんな低空飛行の私だけど…!!!

 

テレビでCMやってた!!!!!

 

宮城県美術館所蔵 絵本原画の世界2022」!!!

宮城県美術館所蔵 絵本原画の世界2022 - 宮城県美術館

 

観に行きたいーーーー!!!!

 

という、それだけの投稿…!

楽しみに待ちたいと思います。無事に開催されますように。

 

講座や展示解説もとっても魅力的…!

仙台のコロナ事情も大変だし、乳飲み子がいるので講座の参加はどうにも難しいかもしれないけれど…こうして想いを巡らせて、しーんとした空間に身を置く(ような妄想をする)だけで、自分の中で何かがめらめらと燃えるのを感じる。

 

この間、日立システムズホールのパフォーマンス広場というところで少しだけ相方レディと歌ってきたんだけど、その一瞬だけで、何にも代えがたい気持ちになったんだよね。やっぱり、私には、こういう場が、こういう心情が、必要なんだなって、改めて思った。そして約2年間、どれだけ自分がそこから離れていたか痛感した。やばい。やばいよ、私。

 

うつくしいもの。

 

ちゃんと触れていられる、人生でなくちゃ。

おきて おきて【こどものとも0.1.2. 2022年2月号】

『おきて おきて』 福知伸夫 さく

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2022年が始まりましたね。

 

あっという間に日々が過ぎて…もはや1月終わる!?いえいえ、まだまだこれから…!あと半分、充実させていくぞぅ、そうだぞぅ。

 

みなさま、相変わらずバタンバタンしている私ですが、今年もよろしくお願いいたします。へっへっへっ…

 

 

 

さて!「こどものとも0.1.2.」2月号です!

 

年末にちらっと書いた、次男のお気に入りの絵本というのが、これーーー!!

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ムチムチのおてて、ついにチラ見せ…というか表紙の写真を撮ろうとしたらどんどん割り込んできたの図。

どんどん反応も良くなり、絵本を見せるとちゃんと絵を見たり触ったりするようになってきた次男氏。その中でも、この絵本は特に好きみたいで、表紙を見ただけでにこっと笑う。表紙に子豚ちゃんが二匹描かれているんだけど、親近感かな!そうかな!

長男も赤ちゃんの時に子豚みたいだったけど、次男ももれなくどんどん子豚化している今日この頃。あー、今表紙見てるんだけど、まじで長男と次男に見えてくるから親バカって怖い(子豚に似てるって言うんだから親バカじゃないかもバカ親かも)

 

 

「ねむる ねむる こぶたの きょうだい」 

 

「おきて おきて あそぼうよ

 あ と で ね」

 

(本文より抜粋)

 

2匹の子豚のきょうだいがお昼寝をしていると、片方が目を覚まし、おきて、おきて、と声をかける。もう1匹は眠いから、後でね、って言うのだけれど…。

 

版画なのかな、線も色も美しく、温もりがあって、愛らしい。子豚たちがすごく可愛いし、赤ちゃん絵本は抽象的なものが多いなか、ストーリー性もあって個人的にすごく気に入っちゃった!かわいい…超かわいい…。

 

そんな母の好みをテレパシーで受け取ってるんですかね、それともDNA的に趣味が似てるんですかね、とにかく次男坊も、子豚ちゃんたちLOVEの様子で2匹を撫でています。愛でています。

 

裏表紙にはどんぐりを食べている2匹が描かれているのですが長男が「豚ってどんぐり食べないよね?」って言うから、いえいえイベリコ豚という豚がいてね…

というわけで兄さんも読んでました。君のベイビー時代に本当にそっくりだよその目の離れてるところとか鼻の位置とかさ…!愛しいわ。

 

 

 

と書いている間にも次男は『おきて おきて』をハムハムしている…。

 

絵本は、食べ物です。

 

今年もよろしくお願いします。

 

月刊予約絵本「こどものとも0.1.2.」

『おきて おきて』 2022年2月号(通巻323号)

発行所 福音館書店

福知伸夫 作

 

 

今年もありがとうございました!

気付けば年の瀬。みなさまお元気ですか。

 

随分と更新が途絶えてしまいましたが、私は元気です。

 

忙しかったり、気持ちが付いていかなかったりでなかなか綴れなかったけれど、日々の隙間では、絵本グッズに癒されたり、クリスマスの絵本を読み返したり、次男にお気に入りの本ができたりと、ぽやぽや、いや、バタンバタン、ゲロゲロ、マイペースに生きてました。ましたまさよし。

 

あとは、絵本だけじゃなくて、大人の紀行モノ(海外の、特に食べ物に関するもの)を読んだり、マンガを読んだり。

素敵な企画展を観に行ったり、久々に生の舞台を観に行ったり。

インプット&チャージ&トリートメントなデイズでした。

 

みなさんはどんな師走をお過ごしだったでしょうか。

他の方のブログをゆっくり見る時間もあんまり無くて…年末年始は読む方も少しゆっくり楽しみたいな。

 

 

 

さてさて!見て見て!!

じゃじゃーん!今年も、この季節がやって来たよ!(もはや1か月前だNE…)

今年はしろくまちゃんだよ!!!

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お気付きだろうか…やっぱり、2枚!笑

どうしてももったいなくて使えなくなっちゃうから、思いっきり使う用と、保存用ね。

bg8qp.hatenablog.jp

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そして、先月、愛しの叔母が超・超・久しぶりに来仙し、こんな可愛いものを買ってもらってしまった…!!

 

じゃん!

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じゃん!!

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じゃーーーん!!!

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きゃーきゃー!可愛いよねーーー!!

『きんぎょがにげた』のスタッキングマグカップ!!

ラニフーー!!お皿もめちゃかわいかった!!

叔母の「買ってあげようか?」に甘える私…34さいなのに…

それにしたって、ティータイムが潤う!!捗る…!!

本当にありがとうね♡

 

やっぱり、テンション上がるものって、大事だよね。

 

今書いてて元気出てきたよ!ぐふふふ

 

 

 

さてさて、長男はこの期間に、かいけつゾロリをひとりで1冊丸々読めるようになった模様。

前は興味のあるところだけ拾い読みしてたんだけど、先日、ものすごく集中して延々と文章を読んでいることに気付き…母、見守る。何なら、途中で次男におっぱいあげながら寝落ち。そんな母を気にも留めず、何分?何時間?かけて(ゆっくりしか読めないから、まじで2時間近く読んでたかも)、最後まで読み切った!何という集中力…!

親バカかもしれないけれど、単純に、すごいなぁと思った…!頑張ったね。

今までは読んでー、って言われるのが当たり前だったけど、これからはこうして一人で読書を楽しむこともできるようになっていくんだろうな。…寂しい。でも、とても嬉しい。成長してますな。

ママサンタから『ひみつのカレーライス』をプレゼントしましたら、そちらも音読してました。うれぴー!

 

 

はてさて…来年は、丁寧に綴れる心の余裕が欲しいなぁと思う…う~ん、どうでしょう~!NAGASHIMA!!

 

2022年は、どんな年になるのかなぁ。いい年にしたいなぁ…!!すでに仕事復帰に震えてるけどぉぉ…!がんばる!

 

そして、どうか皆様に、健やかで幸せいっぱいの素敵な1年がやってきますように!

 

 

 

今年もありがとうございました。

 

来年もよろしくね!

 

 

 

ひみつのカレーライス

『ひみつのカレーライス』 井上荒野 作 田中清代 絵

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カレーライスが大好きなフミオと、おとうさん、おかあさん。

今日も美味しいカレーを頬張っていると、

 

“かりっ。”

 

と口の中から音がした。

出てきたのは、小さな鍋の形をした小さな黒い粒。

お父さんが書斎の分厚い本で調べると、それはなんと、世にも珍しいカレーの種で…

 

 

 

これは、最後に働いていた学校で司書の先生が教えてくれた本。クラスの子たちも大好きで、私がじゃーん!と見せると、これ知ってる~!と言いながらも読んで読んで!と喜んでいました。リピーターになっちゃうよねぇ~!久しぶりに読みたくなって図書館で借りてみた!やっぱり面白かった~!

 

 

このお話、いつの時代設定なのだろう。

お父さんとお母さんは和服、フミオは洋服。

サザエさん世界線

 

デッカイじょうろに、おかしな呪文。いろいろツッコミどころ満載なのに、いかにも真面目そうに淡々と描いているから、なんかもう、それがまたおかしくってニヤニヤ、クスクスしてしまう。

 

ギターケースを背負った通行人がいたり、お父さんの書斎に楽器が吊るしてあったりするのも、音楽好きには嬉しい。背景の細かな描写も愉しいです。

 

みんな大好き・カレーライス!最後の方は、もう、カレーの匂いが漂ってきそう…給食前(特にカレーの日)に読んだらヨダレ出ちゃうかも。

 

 

 

長男がとっても気に入って何度も何度も読んでいて、「この本ってお店にもあるの?ぼくも欲しいなぁ」と呟いていたよ。むふふふ…もしかしたらサンタさんがプレゼントと一緒に届けてくれるかも…!?

 

あっという間に12月ですね。

 

『ひみつのカレーライス』 2009年

発行所 アリス館

著者 井上荒野・田中清代