『まほうのえのぐ』 林明子さく
このお話、大好き!
主人公のよしみは、お兄ちゃんが使う絵の具に憧れている。絵の具箱の中のパレット、筆、きれいな色の絵の具、スケッチブック…森の中のベンチで、お兄ちゃんは得意げに絵を描く。
よしみが「わたしも えのぐで かきたい」と言っても、
いつでも、「だめだめ」と言うお兄ちゃん。
「だめだめ、これは だいじな まほうの えのぐなんだから」
ある日、よしみはついにお兄ちゃんから絵の具を貸してもらう。やったね!
あお、きいろ、あか…よしみは嬉しそうに絵の具を使ってみるけれど、色が混ざってどろんこみたいになってしまう。
すると、突然、へびが出てきてお兄ちゃんの絵の具をくわえて持って行ってしまって…
いやぁ、もう、いろんな動物と楽しく絵を描くよしみが、たまらなくかわいい。
やっぱり、林明子さんの描く子どもの姿って、本当に素敵なんだよなぁ!全身に、表情がある。愛おしくって、美しい。
私の林明子さんへの熱い想い…こちらも是非だうぞ。☟
ページの左上のしゃくとりむしが、パラパラ漫画になっていることも、
実は、いろんなページで動物がひょっこり顔を出していることも、
みんなが描いた絵も、動物たちの細かい描写も、
本当に、全てが大好き!
何度も、何度も、発見と共に読める1冊。
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素敵セット!鼻血出る!☟
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