『バルボンさんとさくらさん』 とよた かずひこ
私には、教員時代の同期で、定期的に集まっている仲間たちがいる。初任の頃は研修の後にお茶したりご飯食べたり飲みに行ったり…結婚したり、子どもが生まれたりしても、子どもたち同士もお友達になって、みんなで家に集まっておしゃべりしてパーティーして、共に戦い抜いてきた仲間…ううう…独り戦線離脱してしまってごめんよ…でも、私は私で、置かれた場所で、ちゃんと、戦っていく。頑張るね。ずっと応援しているからね。これからも、よろしくね。
そんなお友達の一人が、紹介してくれたのが、「バルボンさん」シリーズですっっ!
作者は、”ももんちゃんシリーズ”のとよたかずひこさん。
今回は、表紙で『バルボンさんとさくらさん』に決めたっ!!!
そうそう、シリーズものって、第1作目から読みたいものじゃないですか。いや、そうだったんです、私自身が。でも、なんか、だんだん、途中から読んでも面白いもんだなぁと思ってきて、最近はシリーズの途中からだって、平気でジャケ読みしちゃうよっ!(ジャケ買い的なアレよ、アレ)
もちろん、いろんな設定が分かっていないと「?」ってなっちゃう本もあるけどさ、案外ど~んと胸に飛び込んじまえば、絵本の世界が包み込んでくれるってもんよ!だから、(もしかしたら、順番に読んでほしい作者さんもいるかもしれないとは思うけれども)、シリーズの順番にこだわらず、いろいろ読んでみるのも楽しいんじゃないかな!!!
酔っぱらってるかって?酔っぱらってるよ!(注・この記事のこの部分を書いているただ今の時刻は夜10時です。)
さて、すみません。あらすじあらすじ。
バルボンさんは、動物園で働いているワニ。さくらさんは、動物園で働く動物たちが、お仕事の間子どもたちを預ける園内の保育園の先生。
子どもたちは、み~んなさくら先生が大好き。そして、バルボンさんも…
そう、バルボンさんシリーズでは、動物園の動物たちは「お仕事」として動物園で展示されている、という設定になっているのです。素晴らしい。彼らも仕事だから、動物園が閉まってしまえば、ザ・プライベートタイム。
朝、動物園が始まる前に子どもたちを保育園に預けて動物園で「お仕事」したら、また保育園に子どもたちをお迎えに来る。
この本は何が描かれているかと言ったら、さくらさんの一日なんだな。そして、いかにバルボンさんとさくらさんが仲が良いかってことなんだな。
…バルボンさんとさくらさんは、夫婦なのです!
ラブラブがたまらなくいいのよ。えへへ。
絵がまた、なんともかわいい。ほっこり。「日常」が、ただ、優しく漂っている。
さて、前述しました仲間の集まりですが、初任の時に23歳だったことから「23の会」というチーム名からスタートし、年を重ねるごとに、24の会、25の会…と改名を重ねてきました。歩みが見えて良いでしょう?
さて、現在、「30の会」以後、年を取っても数字は更新されていません。
それもまた、良いでしょう?
『バルボンさんとさくらさん』 1999年
発行所 アリス館
著者 とよたかずひこ