絵本ライブラリー 読む、残す、思い出す

2020.4.1スタート。元小学校教諭,児童発達支援スタッフ,年長&0歳兄弟育児中の筆者が,読み聞かせをした絵本を中心に書籍の記録・紹介を行っています。自分と、子どもたちと、本との軌跡を確かめたい。筆者の肌感覚によるカテゴライズもしております。

さがしえ12つき

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『さがしえ12つき』 なかざわくみこ

 

伝統文化や、季節の行事…ついスルーしちゃったり簡素化しちゃったりするけれど、大切にしたいなぁと、常々思っては、いる。

どんどん時代は変わっていくけれど、やっぱり、ニンゲンが生きて、暮らして、積み重ねてきた文化って、すごく面白い。手の届く限り、遊べる限り、楽しみたい。

できるだけ子どもたちにも、伝えていきたいなぁ。

 

 

「さがしえ12つき」では、1月から12月まで、ひと月毎に、いろんな行事や、文化、しきたり、季節ならではの暮らしの様子が描かれている。1月はお正月、2月は豆まき、3月はひなまつり…みたいにね。

ばばーん、と見開きの、絵。文字はちょっぴり、だが過不足なし。さらっと読めば、1分。じっくり読めば、いつまでも楽しめる。

その月ならではの特別なモノ…「そのときに だけ あえる たからもの(本文より)」が絵の中に散りばめられていて、楽しい探し絵になっている。

 

絵がね~、たまらない!!懐かしいのに古臭くない。でも、イマドキ過ぎない。かわいい。ちょいシュール。好み。絶妙。好き。

家族団らんや、ご近所さんの関わりなんかもほっこりと描かれている。そして、その月々のエッセンスが散りばめられている。

巻末にさらにプラスα(アルファどころか、ベータだ!ベータ!!)のお題があるので、何度も何度も楽しめます。

 

ウチの探し絵大好きBOYに、スーパーナイスヒット!

なんかね、すっごく、今!スッゴク今!5歳!ちょうどよかった!!!

季節グッズをゆっくりのんびりクイズにしたり解説したりしながら、一緒に読むのが幸せでした。

簡単に行事の紹介をしたい時にも使えるかも~!

 

 

8月といえば、お祭り。

でも、仙台七夕も今年は無し。

いつも行き当たりばったりで生きてるので、例年は今頃「明日花火行く?どうすんの?」とか言い始めてる頃だと思うのですけれどもっ。ああ…バタバタする必要さえない、虚しさ。

でもさ、今、仙台の町を車で走っていると、ちらほらと吹き流しを見かけたり、七夕飾りに出会えたりする。そうだ。七夕ってのは、「願い」のお祭りなんだな。今年は、仙台の、仙台の人による、仙台の人のための七夕。お祭りは無くても、人々の願いが、そこにある。思いがぎゅうぎゅうに詰まった飾りを、じんわりと味わいたいと思います。

今日は子どもたちを引率中に、一般のご家庭のお庭で心の込められたお飾りたちが風に吹かれてキラキラしている景色に遭遇。みんなで「わ~きれいだねぇ~!!!」と言い合えたその瞬間に、なんだかじーんとしちゃいました。

 

季節のものを、その時に、遠慮なくみんなで味わいたい。思いっきり分かち合いたい。

ほんとにさ。ほんとにね。

乗り越えたい。乗り越えさせてくれ。

 

『さがしえ12つき』 2014年

発行所 白泉社

著 者 なかざわくみこ