絵本ライブラリー 読む、残す、思い出す

2020.4.1スタート。元小学校教諭,児童発達支援スタッフ,年長&0歳兄弟育児中の筆者が,読み聞かせをした絵本を中心に書籍の記録・紹介を行っています。自分と、子どもたちと、本との軌跡を確かめたい。筆者の肌感覚によるカテゴライズもしております。

こぶたほいくえん

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『こぶたほいくえん』 なかがわりえこ ぶん やまわきゆりこ

 

ぐりとぐらシリーズをはじめ、たくさんの素敵な作品を生み出している大好きなお二人の絵本!

bg8qp.hatenablog.jp

友達のおすすめで読んでみました。

 

表紙には、かわいいこぶたちゃんたち。

山脇百合子さんの描くブタちゃんって、なんとも、なんとも可愛くて大好きなのですが、この本はこれでもか!と、ぶた&こぶたがいっぱい!幸せぇ~…元気ハツラツのこぶたたちはもちろん、こぶたたちのママもまたカワイイんだよなぁ。

bg8qp.hatenablog.jp

 

 

三びきのこぶたのきょうだい「まきお」「はなこ」「ぶんた」は、元気いっぱい。家の中でもお外でも、あまりにやんちゃな三びきを、お母さんとお父さんは保育園に入れることに。はじめはお母さんと離れて寂しがる三びきですが、お友達や先生と楽しくのびのび遊び始めます。

 

 

 …うんうん、そうだよねぇ!!子どもたちって、保育園で、きっとこんな風に過ごしているんだろうなぁ、と思う。お家の人と離れて悲しくて泣いていても、急に思い出して寂しくなっても、あーだこーだお友達と関わりながら楽しく遊んでいるうちに、元気が出てくる。楽しくなってくる。

 

そうして、少しずつ、自立していく。大人になっていく。(まだまだ道のりは長いけどねっ!)

 

保育士をしている義母から、“心の中にお母さんがいる子は、離れても安心して過ごせるんだよ”と聞いたことがある。お母さん(もちろん、お父さんでも、おじいちゃんでも、おばあちゃんでも、おじちゃんおばちゃんでも…)と、たくさんふれあって、たくさん愛情をもらって、心の中に“お母さん”(お父さん、おじいちゃん、おばあちゃん、おじちゃんおばちゃん…)がいてくれるようになると、泣かずに過ごせるようになっていくんだって。

 

だから、仕事とはいえ、離れるのは寂しいけれど…一緒にいられるときにめいいっぱいの愛を注いで、子どもの心の中のお母さんを育てていく。そして、背中を、押していく。

 

自立を促すことは、愛、なのだと思う。

 

見守ってるよ。大丈夫だよ。困ったときは力になるよ。誰よりも君を応援しているよ。

だから、自分でやってごらん。勇気を出して挑戦してごらん。

 

「できた!」は、自分でつかみ取った自信は、何よりのプレゼントなんじゃないかなぁ。

 

いつでも、日々、あったかく背中を押せる親でありたいなぁと思います。なんてね。ふへへ。

 

…すみません、お話の本編はこんな辛気臭い説教臭い話ではありません。ただただカワイイよ!元気になるよっ!!

 

 

それにしたって、

 

「ぼくのとなりに おいでよ」

「わたしのところへ いらっしゃい」

「ここが あいているよ」(本文より)

 

子どもの優しさって、なんてあったかいんだろうなぁ。

 

日々頑張っている&これから頑張る保育園や幼稚園の子どもたちに。

お子さんが保育園や幼稚園で頑張っている、パパ、ママたちに。

 

『こぶたほいくえん』 1978年

発行所 福音館書店

中川李枝子 ぶん/山脇百合子 え