絵本ライブラリー 読む、残す、思い出す

2020.4.1スタート。元小学校教諭,小3&3歳兄弟育児中の筆者が,読み聞かせをした絵本を中心に書籍の記録・紹介を行っています。自分と、子どもたちと、本との軌跡を記しておきたい。筆者の肌感覚によるカテゴライズもしております。昔の記事も振り返って楽しんでもらえるブログを目指したい。

【雑記】うれしい いただきもの

更新が滞ったまま、毎日が過ぎていってしまいました。

その間も、いろんな方に読んでいただき、本当にうれしくて涙ちょちょぎれました。

ありがとうございます!

 

少し気ままな更新になっちゃうかもしれないけれど、今後も諸々整えながら少しずつ書いていくので、今までの記事もろとも、これからもちょこちょこ覗いていただけたら嬉しいです。

 

よろぴく!!!

 

 

 

 

昨日、保育士をしているお義母さんから、素敵なプレゼントをいただきました。

 

ノンタン

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ゾロリ

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いろいろ

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ポストカード!超かわいー!使うのがもったいない!

 

複数枚貰ったものもあるので、そちらからバンバン使いたいと思います♡

 

 

 

さてさて、秋晴れ!すてき!

息子と読み溜めている絵本の記録も書くぞぉ~。

だいじ

『はじめてのことば① だいじ』 さかざき ちはる

 

息子を生んだのは、27歳の時。27歳というと、周りは結婚ラッシュ&ベビーラッシュのはじまり、というような感じで、友達にも先輩ママがちらほら、という状況だった。

結婚2年目の妊娠。我が子が生まれることがすごく嬉しかったし、生まれてからのことなんて想像もできなくて(現実とはかけ離れた穏やかな素敵な妄想だけはできたけど笑)、独身時代から変わらない気ままな生活を送っていた私。産休に入り、赤ちゃん連れの友達と遊ぶようになった。

 

そこで、衝撃を受ける。

 

アレ、私、どうやって赤ちゃんを育てたらいいんだろう…!!!

 

赤ちゃんへの接し方が、よくわからない。オムツ替えやおっぱいをあげる方法が分からないのは当然として、どう関わって、どう声をかけたらいいのか。

私は末っ子で赤ちゃんのお世話なんてほとんどしたことが無かった。

そうだ、やばい、私、超やばい。お腹はもう、こんなにポンポコリンなのに。

 

小学校教諭になったばかりの時も、子どもの世界に大人として入っていくことの難しさにいっぱい悩んだけれど、今度は、我が子だ。私が育てなきゃいけないんだ、私がちゃんとしてなくちゃいけないんだ…

今思えば、周りの人にいくらでも助けてもらえたし、そもそもみんな初めてなんだし、ほんっっっとに、ど~~にでもなることだけれど、その時は「ワタシ、やばいかも…!」と思ってしまったのでした。

 

その後息子は無事に生まれたのだけれど、直母でおっぱいを飲むことができず、どんどん体重が落ちていく…今の超ハイパーウルトラ元気ボーイの姿なんて想像できるわけもなく、ひたすら寝てるし、あんまり泣かないし、死んじゃうんじゃないか、って思ってひたすら搾乳して、ミルクを足して、夜中も私の方が先に起きちゃって寝てる息子におっぱいあげてみるけどやっぱり飲まなくて…

寝てばっかりであんまり泣かない赤ちゃんなんて、今思うと神様かなって思うんだけど、当時はそんな余裕は無かったのね…

退院することがすごく不安で、オトナなのにめっちゃ泣いたのを覚えています。

 

さて、そんな新米お母ちゃんだった私ですが、息子が少し大きくなってくると、友達が続々と顔を見に遊びに来てくれました。それこそ産休中、育休中の友達も多くて、私も身動き取りやすかったんだよなぁ!楽しかったなぁ。

 

私と夫は同じ大学で、共通の友人が多い。夫はあんな顔して幼児教育が専門だったので、共通の友人にも保育士になった子が何人もいた。

そんな保育士の友人たちが遊びに来てくれた時のこと。

当時2歳だった友達の息子くんも一緒に遊びに来てくれたんだけど、もちろんまだまだ小さいから、おもちゃで元気に遊んだり、悪気無く物を投げたりすることもある。

そんな時に、友達が声をかけていた言葉が、

 

「だいじ、だいじ。」

 

ダメ!でもなければ、乱暴にしないで!でもない。あのね、あなた、おもちゃを投げるのは良くないことなのよ、的な無駄に長い説得でもない。

 

これは大事なんだよ、大事にするものなんだよ。

 

柔らかく受け止めながら、諭し、正す、言葉。

 

うおぉぉ…“だいじ”って、いい言葉だなぁ。

と思ったのでした。

あと、「やさしく」も、いっぱい言ってて、イイ!って思った…!

 

教育の世界では、否定ではなく、肯定で指示を出す、というのはよく言われることだけれど、

例:走りません×→歩きます○

小さい子どもたちへの声がけにも生かしていきたい。

ダメ!じゃなくて、大事にしてね、やさしくしてね。

 

いや、ダメ、も、もちろん時と場合によって絶対使うけども。ガッツリ使うけども。笑

 

 

はい!前置き長―――――い!笑

 

そんなわけで、保育の世界ではよく使うのかもしれないキーワード!

「だいじ」!

育児に、使っていきたい。子どもたちに、伝えていきたい。

絵本のタイトルになっていたので、つい手に取ってしまいました。

 

絵本には、だいじなもの、がたくさん出て来る。

わたしの大事なもの。誰かの大事なもの。

くまちゃん、お花、お魚…そして、あなた。

 

あぁ、いい絵本だなぁ。

私も、あなたも、大事だよ。みんなを、尊重できる気持ち。

 

自信まるで無しの新米クソ母ちゃんだったけれど、今なら、赤ちゃんも幼児も超ウェルカム。どーんと構えて向き合える自分がいる。私も、まだまだ、日々、成長できるんだな。まだまだ、これからだけどもな。

 

「だいじ」は、私の育児を助けてくれた魔法の言葉なんです。

ありがとう!

…その友達にはまだ直接言えずにいるんだけどもね。笑

 

『はじめてのことば① だいじ』 2015年

発行所 WAVE出版

著者 さかざきちはる

 

おなじ月をみて

『おなじ月をみて』 ジミー・リャオ 作 天野健太郎 訳

 

作者は台湾の絵本作家、ジミー・リャオさん。

 

主人公のハンハンは、いつも窓の外を見て待っている。水色の台に乗って。

 

ハンハンのお家には、いろんな動物がやって来る。

ライオン、ゾウ、ツル…

みんなどこかケガをしていて、ハンハンは優しく手当てをしてあげる。そして一緒に同じ月を眺める。

 

そして、ある時、待ちに待っていた人が帰ってきた…!

 

 

 

動物が来るたび、月が満ちていく。

月が円くなる頃、やって来たのは、戦地から帰ってきたパパ。

 

あたたかく、平和で満ち足りているように見えるハンハンの家と、迷彩柄の軍服を着たパパのコントラスト。月のスポットライトを浴びて、これ以上無いくらい力強く抱きしめ合うハンハンとパパとママ。ハンハンとママの安堵の顔。

 

感動と安心と同じくらい、ショッキングなシーンでした。

 

そうか。

 

パパは戦争へ行っていたのか。

ハンハンはずっと、パパを想って月を眺め続けていたのか。

表紙と裏表紙をめくると、まだ100までしか数えられないのかなぁ、ハンハンの拙い文字で、1、2、3…100まで行ったらまた、1、2、3…数字が延々と描かれている。パパに会える日を数えていたのかなぁ。

 

帰ってきたパパは、大きな大きな、大きなケガをしていた。ハンハンは、動物たちにしたのと同じように、優しく手当てをしてあげる。

 

 

今、現時点では、全世界が全ての国が戦争をしている状況ではない。コロナの危険性という意味では、今はどこも非常事態ではあるけれど…。

ある場所では、安全な、幸せな暮らしをしている人がいて、ある場所では、命を危険にさらして、必死に生き抜いている人がいる。

 

月をテーマに借りてみた本だったけれど、平和を、家族が一緒にいられる尊さを、ビシバシと感じて、ぐわっと胸がつかまれるようでした。

 

 

 

地球のどこからでも、見えるのは、同じ月。

 

奪い合わなくったって見える、空の月。

 

私も、あなたも、みんな同じ月を見て、同じように想いを巡らせているんじゃないのかなぁ。

 

同じ月を見ている仲間同士が、どうして争わなきゃいけないのかなぁ。

 

それぞれが、それぞれに、それぞれを尊重し合える世界って、難しいのかなぁ。

 

それでも、信じていたいよなぁ。

 

『おなじ月をみて』 2018年

発行所 ブロンズ新社

作 ジミー・リャオ 訳 天野健太郎

 

3だいの機関車

『3だいの機関車』 

ウェルバート・オードリー作/レジナルド・ダルビー絵 

桑原三郎・清水周裕 訳

 

トーマス!

 

だと思うでしょう?

 

なんと、この本、トーマス、デテコナイ…

 

3台の機関車とは、エドワード、ゴードン、ヘンリー。

 

機関車トーマスシリーズの原作となった『汽車のえほん』シリーズは、この1冊から始まったのだそうです。

 

作者のウィルバート・オードリーは、息子のクリストファーがはしかにかかった時に機関車の物語を詩にして語り聞かせ、それをもとに本作の物語を書き上げました。

その後、ウィルバートが、息子へのクリスマスプレゼントとして木片から作り上げた機関車のおもちゃに息子が「トーマス」と名付けたことから、トーマスが誕生。次々とお話の続編が書かれていったそうです。

なんと!大人になった息子のクリストファー・オードリーもシリーズを引き継いで(27巻~)物語を書いたんだって。素敵ね!でも、クリストファーバージョンの絵本は日本語には未翻訳なのだそう。絵本シリーズは、2011年に発行された42巻が最終巻なのだそうです。結構最近だね。

 

『3だいの機関車』は4話で構成されていて、ゴードンは現行とほぼ同じキャラだけれど、ヘンリーは結構わがまま&情けないキャラ。心優しきエドワードが、今のトーマス的位置付けになっている。“ふとっちょの重役”というのがトップハムハット卿。ハット卿ってかわいいよね。帽子が飛ばされてヤギのおやつになる、というくだりで息子がゲラゲラ笑っておりました。そうそう。結構笑えるんだな、これが。

今回読んだのは、2005年にポプラ社から発行された同作名の絵本を新装改訂したものだそうですが、絵もとっても素敵だし、イギリス感が超いい感じだし、ミニサイズで持ち運びにも1、2人への読み聞かせにも便利!かわいい絵本でした。

 

今はいろんなものに興味が向いてきたけれど、かつては電車命!だった我が息子。横浜の鉄道博物館にトーマスの展示を観に行って、大興奮でジオラマを眺めたのが懐かしい。実際に撮影に使われた模型だったらしいよっ!初めてのクリスマスプレゼントもトーマス。パズルデビューもトーマス。映画館デビューもトーマス。数字はトーマスで覚えたっけ。お母ちゃんは大井川鉄道の動くトーマスに乗ってみたいです。ありがとうトーマス。これからもよろしくトーマス。

 

さて、私が子どもだったの頃の機関車トーマスといえば、森本レオのナレーションで、リアルな顔した機関車たちがとにかく調子に乗って失敗してトップハムハット卿に怒られて、なんだかモヤモヤすることもあるけど面白い…みたいな感じだったんだけど、今のトーマスはアニメになって、ストーリーも実写時代よりもっとハッピーで前向きだなぁと思う。特に言葉遣いとかね。

前の後味悪いブラックな感じも好きだったんだけどね。時代だね。コンプラ

 

絵本の世界も、とっても魅力的でした!                                               

 

『3だいの機関車』 2010年

発行所 ポプラ社 

原作:ウェルバート・オードリー

絵:レジナルド・ダルビー

訳:桑原三郎・清水周裕

 

 

セイウチぼうや

『セイウチぼうや』 あべ弘士

 

かわいい表紙におはしますは海に浮かんだセイウチのお顔。

作者は、旭山動物園で飼育員として働いていらした、あべ弘士さん。

 

こじゅうろうキッズランドの壁画を描いていたあべ弘士さんね!『ピアノは夢をみる』でノイマンじいさんを描いたあべ弘士さんねっ☟

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氷の上でお昼寝しているお母さんと、そこへやって来た坊や。周りを取り囲む水鳥たち。

北極の寒い静かな海で繰り広げられる、セイウチの親子のゆる~いやりとり。

 

ゆるい…ゆるすぎる。こんなゆるい話があっていいのか。

でも、きっと、動物の平和なひとときって、ほんとにこんな風にゆるいのではないか。

動物の動画が時々SNSのタイムラインとかに上がって来ると、なんか、ついアテレコしたくなる。そんな感じ。

 

お母ちゃんの愛情たっぷりで悪気なんかひとつも無いのにお茶目で図々しくてぐうたらな感じ…なんとも親近感…オホホホホ

坊やがまたかわいいんだなぁ~

息子と読めることが幸せでした。

 

 

しずか~な海の上で、お天気の日にお昼寝したら、キモチイイだろうなぁ。

スマホとか、SNSとか、サブスクとか、そういうの無しにして、ひたすらお昼寝したら…キモチイイだろうなぁ。

 

 

暇があったらついついゲームしちゃうしSNS見ちゃうし月額料金払ってるからドラマも映画も観まくっちゃうし…

 

まだまだ、悟りの道には程遠いです。

 

『セイウチぼうや』 2014年

発行所 ポプラ社

あべ弘士 作・絵 

 

 

おつきさまは よる なにをしているの?

『おつきさまは よる なにをしているの?』 

アンネ・エルボー さく 木本 栄 やく

お月見シリーズ!

 

 

読み始める前に、「お月様は夜、何をしていると思う?」と息子に聞いてみたら、「寝てる!」と即答。

 

なるほどぉ~!夜はみ~んな寝るもんねぇ。

 

…でもね、実はお月様は夜、大忙しなんだってよ!!!

 

「 おつきさまは、

  ひるま、

  ねむって 

  います…。

 

  でも… 」 (本文より)

 

夜のお月様は、大忙し。夜空に星の絵を描いて、雲や霧を追い払い、うるさい音も追い出して、夜の黒いカーテンをひいて…

 

なんとも魅力的な、絵と、言葉。

 

子どもの頃は、夜って怖いものだけれど…お月様が一生懸命、ぼくを、わたしを、守ってくれている。包んでくれている。

 

息子も、その世界に感心しながら夢中になって聞いているのが伝わってきた。

 

読み終わると…

 

「…そうだったんだぁ…すごぉーーい!」のウィスパーヴォイス!いただきました!感動屋っ!お月様が夜を守っている仕組みについて、彼なりに納得したらしい。

 

初めて読んだ次の日の夕方、お迎えの帰りに外が薄暗くなってきているのをなんだか寂しそうに見ていたので、「お月様がカーテンを閉め始めたんじゃない?」と言ってみたら、「おぉ、そうだね!」…お月様が頑張っている姿を思い巡らせて、ちょっと明るい気持ちになったみたい。

 

 

今夜も読んでね、だそうです。

 

母ちゃん、嬉しいぜ。

 

『おつきさまは よる なにをしているの?』 2000年

発行所 ひくまの出版

アンネ・エルボー 作 木本 栄 訳

 

パンダ ともだちたいそう

『パンダ ともだちたいそう』 いりやまさとし

 

パンダ!ともだちたいそ~う!いりやまさとしっ!

 

タイトルから、ラジオ体操第一~!的なノリで読み始めてみる。

 

「パンダ

ともだちたいそう はじめ!

ピーッ!」  (本文より)

 

まずは2匹の友達パンダ。協力しておにぎりポーズをつくりあげる。

 

1匹加わって、お次は3匹。その次は4匹。…どんどん仲間を増やしながら、コロコロのパンダたちがゆる~い組体操をします。

 

息子の幼稚園は体操の指導にも力を入れてくださっているので、何か親近感があったらしく、キビキビとした読み方もハマって、ゲラゲラ笑っておった。

 

パンダの白黒模様がいろんな形を作り上げていくので、「どこがおにぎりになってる?」などなど、一緒に確認しながら読むのがイイネ!

はじめは「?」と思う形も、イメージしていくことで、そんな風に見えてくる。

なんか心理学の授業でそんなんやった気がするな。

 

あとは、実際にお友達と、家族と、いろんなポーズをとってみるのもいいかも。パンダの模様限定のポーズが多いですけども!もはやラグランTとか着ちゃう?胸と背中黒く塗っちゃう?

 

仲間を呼ぶ度に、おいでおいで~ってしてるポーズがまた、かわいいんだな。

 

なかよしって、嬉しくなるよね。

 

癒し!

 

『パンダ ともだちたいそう』 2016年

発行所 講談社

作 いりやま さとし 

 

 

きょうは そらに まるいつき

『きょうは そらに まるいつき』 荒井良二

 

荒井良二さん。

 

開隆堂の図工の教科書の最初に、教科書1冊につき、1名、今活躍する著名な芸術家がフィーチャーされ、その方の作品や、作業の様子、子どもたちへのコメントなどが載っているページがあった。(教科書改訂で、変わっているかもしれないけれど…)

 

私が荒井良二さんを知ったのは、そちらのページにて。何年前のことだろう。

 

見た瞬間に、「やられた!!」と思った。

 

鮮やかな色づかい、ヘタウマな子どもの字。こりゃー、素晴らしき子どもの世界だ!!と思った。

 

字を覚えたばかりの子どもたちが書く文字って、何とも言えない、素晴らしい魅力がある。

マイボーイも、まさに、今、一生懸命お手本を見ながら愛しい文字を書いている。

そのあどけなさを、その未完成な無限のパワーを、作品、にしてしまうのだから、もう、ずるい。やられたっ!!

 

そんなわけで、勝手に私の中で荒井良二さん=子どもの世界、みたいな勝手なイメージで膨らんでいったんだけど、絵本も何冊か読んで、やっぱり絵が素敵で、面白くって子どもが理解しやすい作品もたくさんある中で、結構抽象的なお話もあるから、ああ、わりと大人向けなテイストもあるのだな、なんて思ってたら、『きょうはそらにまるいつき』は美しくてストーリーがシンプルで、息子も楽しめるだろうなと思ったので借りてみました。へへ。

 

 

まず、開いて、

 

ゴッホ

 

いや、私、そんなに美術のことは分からないけれど、ゴッホ的色遣いに、あたたかみのある手書きの文字。冷ややかな、夜の空気に浮かぶ、まるい月。

 

いろんな人が、いろんな生き物が、いろんな場所で、同じ月を見ている

 

ロマンチック。

 

 

 

 

どんなに車を走らせても、ついてくる、月。

 

遠く離れていても、一緒に眺められる、月。

 

誰もが、何かしら、月、に魅了され、思いを巡らせた経験があるのではないかと思う。

 

あっという間にお月見の季節だなぁ。

 

中秋の名月に。

 

 

『きょうはそらにまるいつき』 2016年

発行所 偕成社

著者 荒井良二