『おつきさまは よる なにをしているの?』
アンネ・エルボー さく 木本 栄 やく
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お月見シリーズ!
読み始める前に、「お月様は夜、何をしていると思う?」と息子に聞いてみたら、「寝てる!」と即答。
なるほどぉ~!夜はみ~んな寝るもんねぇ。
…でもね、実はお月様は夜、大忙しなんだってよ!!!
「 おつきさまは、
ひるま、
ねむって
います…。
でも… 」 (本文より)
夜のお月様は、大忙し。夜空に星の絵を描いて、雲や霧を追い払い、うるさい音も追い出して、夜の黒いカーテンをひいて…
なんとも魅力的な、絵と、言葉。
子どもの頃は、夜って怖いものだけれど…お月様が一生懸命、ぼくを、わたしを、守ってくれている。包んでくれている。
息子も、その世界に感心しながら夢中になって聞いているのが伝わってきた。
読み終わると…
「…そうだったんだぁ…すごぉーーい!」のウィスパーヴォイス!いただきました!感動屋っ!お月様が夜を守っている仕組みについて、彼なりに納得したらしい。
初めて読んだ次の日の夕方、お迎えの帰りに外が薄暗くなってきているのをなんだか寂しそうに見ていたので、「お月様がカーテンを閉め始めたんじゃない?」と言ってみたら、「おぉ、そうだね!」…お月様が頑張っている姿を思い巡らせて、ちょっと明るい気持ちになったみたい。
今夜も読んでね、だそうです。
母ちゃん、嬉しいぜ。
『おつきさまは よる なにをしているの?』 2000年
発行所 ひくまの出版
アンネ・エルボー 作 木本 栄 訳
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