『なつみはなんにでもなれる』 ヨシタケシンスケ
また、ヨシタケさん!
表紙にはタオルケット(かもしれないもの)のマントを被った精悍な顔つきの女の子!なつみ!
表紙の裏には、お母さんにドライヤーで髪を乾かされているなつみが。お風呂に入って、パジャマに着替えて、きっと、そろそろ、寝る時間。
そんな時、「なつみがなにかのマネをして、それをおかあさんがあてるゲーム」をしよう、と母に持ち掛ける、なつみ。
全身を使い、あんなものやこんなものに変身する、なつみ。
時には小道具を伴って、次々姿を変えていく、なつみ。
ポット、洗濯ばさみ、おにぎり…なつみは、なんにでもなれるのだ…!!!
いやー、かわいい。
そして、すーーーごい、リアルーー!!!笑
夜寝る前に謎のテンションで謎の遊びを仕掛けてくるところも、分かりづらいモノマネも、母さんの塩対応に決して負けないメンタルも…何より、なつみに対応するお母さんのテンション!そのリアルさが、私にはすんごく笑えました。
最後のウフフも、いい感じ。
こちらも読み聞かせにぴったりの1冊でしたー!!
裏表紙にヒントがあるんだよね。長男が見つけて、ニヤニヤしていました。
さて、一緒に読んだ日の夜、我が家にももれなく、寝室の薄明りの中で勝手になつみのゲームを始めて、洗濯ばさみになっている人がいました。早く寝ろ。
『なつみはなんにでもなれる』 2016年
発行所 株式会社PHP研究所
作・絵 ヨシタケシンスケ
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