絵本ライブラリー 読む、残す、思い出す

2020.4.1スタート。元小学校教諭,小2&2歳兄弟育児中の筆者が,読み聞かせをした絵本を中心に書籍の記録・紹介を行っています。自分と、子どもたちと、本との軌跡を記しておきたい。筆者の肌感覚によるカテゴライズもしております。昔の記事も振り返って楽しんでもらえるブログを目指したい。

なつみはなんにでもなれる

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『なつみはなんにでもなれる』 ヨシタケシンスケ

 

また、ヨシタケさん!

 

 

表紙にはタオルケット(かもしれないもの)のマントを被った精悍な顔つきの女の子!なつみ!

表紙の裏には、お母さんにドライヤーで髪を乾かされているなつみが。お風呂に入って、パジャマに着替えて、きっと、そろそろ、寝る時間。

そんな時、「なつみがなにかのマネをして、それをおかあさんがあてるゲーム」をしよう、と母に持ち掛ける、なつみ。

全身を使い、あんなものやこんなものに変身する、なつみ。

時には小道具を伴って、次々姿を変えていく、なつみ。

ポット、洗濯ばさみ、おにぎり…なつみは、なんにでもなれるのだ…!!!

 

 

いやー、かわいい。

そして、すーーーごい、リアルーー!!!笑

夜寝る前に謎のテンションで謎の遊びを仕掛けてくるところも、分かりづらいモノマネも、母さんの塩対応に決して負けないメンタルも…何より、なつみに対応するお母さんのテンション!そのリアルさが、私にはすんごく笑えました。

 

最後のウフフも、いい感じ。

こちらも読み聞かせにぴったりの1冊でしたー!!

裏表紙にヒントがあるんだよね。長男が見つけて、ニヤニヤしていました。

 

 

 

さて、一緒に読んだ日の夜、我が家にももれなく、寝室の薄明りの中で勝手になつみのゲームを始めて、洗濯ばさみになっている人がいました。早く寝ろ。

 

『なつみはなんにでもなれる』 2016年

発行所 株式会社PHP研究所

作・絵 ヨシタケシンスケ