『ぼくのトイレ』 鈴木のりたけ
出たぁ~~~!!!!『ぼくの』シリーーーズ!!!
しかも、トイレ。笑
お子様って、お下品なのが好きよね。
女の子も、意外と好きよね。
お利口なちょっとお堅い女子とかが、結構、案外、好きだったりするよね。ウケるね。
いや、トイレ自体は全ての生き物たちの暮らしの必需品でありお下品でも何でもないんですけどっっっ
でも、トイレ、なぜか、笑える。
もちろん息子はゲラゲラ笑いながら、楽しく本を手に取ってくれました。
いつものように、ふにゃふにゃトイレに、たかいトイレ、ルーレットイレ…楽しい妄想を繰り広げながら、弁士のような調子のある鈴木のりたけ節で物語は進む。息子は、すべりだいトイレとロケットイレがお気に入り。
そんなことを考えていたら“とんがりあたまの けむくじゃら”のゴリラくんが、ぼくのお家のトイレを盗んじゃった!今宵もぼくは勇ましく、トイレットコースターのレールを駆け下りて、“とんがりあたまの けむくじゃら”を捕まえにいくのです…!
…やっぱり楽しい、のりたけワールド。
トイレまみれの世界は、見ているだけで笑えちゃう。私は行きたくないけど!笑
最後にみんなで夜明けの街の上空をトイレっしゃに乗ってレールを滑り下りる様なんて、なんかもう最高にファンタジー!うつくしー!
一人でニヤニヤ、みんなでゲラゲラ、楽しい絵本でした。
ちなみに、この本を読んだ直後に息子がトイレに行こうとしていたので、私がニヤニヤしながら「ねーねー、うちのトイレがジェットコースターになってたらどうするぅ…?」と聞いたら本気でビビってトイレ行かないとか言う始末…!絵本の力はすごい。笑
一人でおトイレに行けなくなっちゃうと面倒クサイ…ゴホン、もとい、可哀想なので、そういう意地悪は控えたいと思います。えへ。
その後は普通に一人でおトイレに行けているのでご安心くださいね。笑
『ぼくのトイレ』 2011年
発行所 PHP研究所
作・絵 鈴木のりたけ