『わにわにのおおけが』 小風 さち ぶん 山口 マオ え
わにわに!
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表紙におはしますは、薬箱を持ったわにわに。
扉絵は包帯にピンセット、そしてキップパイロールではないか!ああ!キップパイロール、と文字を打ち込むだけであの軟膏の何とも言えない匂いがしてくる。いい匂い。あたくし、あの匂い、好きなのよ。
ある日、家の廊下を“ずり づづ”と歩いていたわにわには、机にあった紙、ハサミ、のりを使って工作を始めます。
「きって おって はって
おって きって はって」
きっ…!!!
わにわには、ハサミで手を切ってしまうのです。。。さぁ、どうなる、わにわに…!
いやあああああ、わにわにのゴツゴツした緑の皮膚に、赤い鮮血が痛々しい。ほんとに痛そう。本当に、山口マオさん、すごいね。ぎゅおおおおおお…
でもね、やっぱり、ほんとに、わにわには、かわいい。
なんでしょう、表情や体の動き一つ一つに、焦りが、憂いが、喜びが溢れている。
それはそれは人間味溢れるお方なんです。わにだけど。
わにわに、だいすっき!
息子のお気に入りは、「わにのり」。
『わにわにのおおけが』 2010年(こどものとも年少版発行は2006年)
発行所 福音館書店
小風さち 文/ 山口マオ 絵
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