『ただいマンモス』 鹿又広祐・きょうこ
ダジャレはなぜ嫌われるのか。
私は、小さい頃からダジャレが好きです。
思いついたら言わずにはいられない。
でも、言うと冷たい目で見られる。つまんないとか寒いとか言われる。なんなら反応してもらえないことすらある。だから最近は控えるようにしている。←結局やられてる。
なぜだろう。
高尚な言葉遊びをなぜ人々は拒絶するのか。
なぜダジャレを「寒い」とする慣習が蔓延しているのか。
そもそもなぜ「ダ」ジャレと言うのか。駄!
平安の世でも機知に富む女性がモテモテだったというではないか。
さて、前置きが長くなりましたが、『ただいマンモス』は、タイトルからも分かる通り、ダジャレたっぷりの絵本です。
「ただいマンモス」
「おかえリンゴ」
「おちゃでも イカが?」(本文より)
…こんな感じで、進んでいきます。
絵がまたなんともシュールで、魅力的。色遣いもカワイイ。
作者のお二人はご夫婦なのだそう。なんかオシャレそうな夫婦だっ!!
私、思ったの。
ダジャレが寒いのではなく、ダジャレを言う時の「面白いやろ?」的なテンションが寒いのかもしれない。
淡々と、笑かしていくこの絵本、ダジャレにピッタリのハイセンスさです。
ちっちゃい子どもたちが、喜びそう!
あれ、それすなわち私って精神年齢が低いのかしら。
いいえ、だれでも。
『ただいマンモス』 2020年
発行所 こぐま社
鹿又広祐・きょうこ 作
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