絵本ライブラリー 読む、残す、思い出す

2020.4.1スタート。元小学校教諭,小3&3歳兄弟育児中の筆者が,読み聞かせをした絵本を中心に書籍の記録・紹介を行っています。自分と、子どもたちと、本との軌跡を記しておきたい。筆者の肌感覚によるカテゴライズもしております。昔の記事も振り返って楽しんでもらえるブログを目指したい。

英語でもよめる 月ようびはなにたべる?

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『英語でもよめる 月ようびはなにたべる?』 エリック・カール え もりひさし やく

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私が読みたくて手に取ると、

 

「あーー!これ、にほ先生が読んでくれたやつだーー!!」

 

と、長男が嬉しそうに開いていた1冊。

“みほ”先生だと思うけどねっ!まだまだ可愛いねっ!

 

 

「きょうは 月ようび!

 月ようびに なに たべる?

 月ようびは さやいんげん 

 おなかの すいた こ

 みんな おいで」 (本文より)

 

原作は、アメリカのわらべ歌。そこは、流石のエリック・カール様!月曜日、火曜日、水曜日…いろんな動物たちを登場させ、美味しい&楽しい1冊に仕上げている。1日、また1日、と美味しいものが増えていく様子は、なんだか『はらぺこあおむし』を思い出して嬉しくなる。

 

そして、最後にみんなで食事を楽しむシーンの何とハッピーなこと!!私の最近のベストショット!!!本当に素敵な絵。

 

みんながそれぞれに、好きなものを好きなように食べて、そこに、いる、という光景。

共に生きていくって、そういうことなのかも。

 

長男が張り切って歌いながら読み聞かせてくれたよ!

すごく嬉しかったです♡えへへ♡ありがとう!

 

 

今年の5月に、エリック・カールさんが亡くなったことをニュースで知りました。

エリックさんは日本が大好きで、生前何度も訪れていたのだそう。

美しくて楽しい色彩や、写実的とは言えないのに、なぜかとてもリアリティのある動物たちのフォルム。本当に、すてき。だいすき!

本当に、愛に溢れるアーティストだったのだなぁと思う。

 

 

はらぺこあおむし

bg8qp.hatenablog.jp

☝もそうですが、この本、“英語でも読める”というのが、個人的に、すごくキュン!

やっぱり、実際の文章のニュアンスを楽しみながら読めるのって、すごくワクワクするー!

歌も、日本語バージョンと英語バージョンで2パターン歌ってみました。楽譜が付いているのも嬉しい!

 

今回は”英語でも読める”方を読んだけれど、もちろん日本語のみのバージョンをじっくり味わうのも素敵だと思うYO!

 

 

ナイスタイミングなことに、昨日のEテレの「グレーテルのかまど」で、エリック・カールの『プレッツェルのはじまり』というお話が紹介されていました。エリック・カールさんはドイツ系の移民で、お母さまの意向で幼少期はドイツで過ごしたのだそう。『プレッツェルのはじまり』は、おばあさんから聞いたお話をもとに、パン職人だったおじさんをモデルにして描かれた1冊。

エリック・カールさんは、幼少期のドイツで経験した戦争の暗い世界を振り払うように、大好きな明るい色遣いを楽しんでいたんだって。あんなにもたくさんの絵本を創作しながら、なんと絵本の挿絵を初めて描いたのは38歳の時だというのだから、まだまだ私も若輩者。まだまだ、これから!だよね。人生、いつだって、これから。これから。

 

 

 

エリック・カールさんのハッピーな人柄が、絵本の中でもキラキラ輝いてました!

プレッツェルのはじまり』も読んでみたい!

かまど、再放送もするだろうから、ぜひチェックしてみてねー!

 

『英語でもよめる 月ようびはなにたべる?』 2020年

発行所 偕成社

エリック・カール 絵 

もりひさし 訳