絵本ライブラリー 読む、残す、思い出す

2020.4.1スタート。元小学校教諭,小2&2歳兄弟育児中の筆者が,読み聞かせをした絵本を中心に書籍の記録・紹介を行っています。自分と、子どもたちと、本との軌跡を記しておきたい。筆者の肌感覚によるカテゴライズもしております。昔の記事も振り返って楽しんでもらえるブログを目指したい。

おへそのあな

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『おへそのあな』 長谷川義史

 

小2の道徳で命の授業をしたときに、いくつか選んだ絵本のうちの一つ。

おなかの中にいる赤ちゃんが、お母さんのおへそのあなからこの世をのぞいている…

みえる、みえる。赤ちゃんを楽しみにしている幸せそうな家族たちが。

 

長谷川義史さんの絵って、すごく、包容力がある。

子どもが描いたみたいな、ごつごつとしたフォルム、ゆがんだ線。

あったかくて、いきいきと、愛に溢れている。

 

赤ちゃんがのぞいている世界は、逆さまの世界。

頭を下にして、お母さんのお腹に入っているからね。

 

お腹の中の赤ちゃんって、こんな風にぼくたちのことを見ているのかなぁ。

 

ぼく、わたしって、こんな風に望まれて、生まれてきたのかなぁ。

 

弟や妹が生まれるお兄ちゃんやお姉ちゃんにも、ぜひ読んであげたい。

 

 

面白くって、ワクワクしちゃって、なんだか、じーんと、じわぁーっと、心に残る一冊。

 

 

 

 

一緒にいても、いなくても、顔を、声を、知らなくても…おへそがあるのは、「お母さん」に産んでもらった、証拠なんだよね。


『おへそのあな』 2006年
発行所/BL出版株式会社
作/長谷川義史

 

 

中国語バージョンもあった!

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