『だいすき ぎゅっ ぎゅっ』
フィリス・ゲイシャイトー/ミム・グリーン ぶん
デイヴィッド・ウォーカー え 福本友美子 やく
先輩ママからいただいた絵本。
とってもかわいくて、息子も私もお気に入りです。
これは、うさぎの親子の一日のお話。
えーとね、これはね、端的に言うと、母一人、子一人のワンオペ育児の話だな!笑
あっ!『だいすき ぎゅっぎゅっ』ファンのみなさん、怒らないでっ!!私も大好きだからっ!
お母さんと子ども。こんな風に触れ合えたら、こんな風に一日を過ごせたら。
そんな風に思える、幸せの詰まった一日です。
朝起きて、顔を洗って髪をとかして…
ごはんを作って食べたり、
お家で遊んだり、
お外に遊びに行ったり。
そして、また、幸せな眠りにつく…
「おやすみなさい」で終わるので、寝る前に読むのにもぴったり。
何かする度に、時刻に触れているので、時計を読む練習にもなるし、何時頃に何をするのか、一日の生活の流れをイメージすることもできる。
そして、いつも、何をしても、「だいすき ぎゅっ ぎゅっ」!
何度も、何度も、ハグをする!!!!!
それが、も~う、たまらなく、幸せそうなのよね。
ハグって、なんでこんなに気持ちいいんだろう。
満ち満ちる安心。愛。
それが、絵からじんわり伝わって来る。
もちろん、その度に、息子にも、ぎゅっぎゅっ♪
ああ~、何て幸せな絵本なんだろうなぁ。
今、最前線で働く医療関係者は、自分の子どもに感染させるわけにはいかないから、我が子に触れることさえできない、という。
あったかい部屋で、我が子をだっこして、絵本が読める。言葉を、綴れる。
その尊さに、自分の恵まれすぎた環境に、涙が出る。心が縮んでしまいそうになる。
神様、どうか、世界中の全ての人に、幸せを、いっぱい、いっぱい、お恵みください。
みんなが、みんなを、抱きしめ合える、世の中に。
私には、何ができるんだろう。
今、
そして、これからも。
『だいすき ぎゅっ ぎゅっ』 2012年
発行所 株式会社岩崎書店
文 フィリス・ゲイシャイトー/ミム・グリーン
絵 デイヴィッド・ウォーカー
訳 福本友美子