絵本ライブラリー 読む、残す、思い出す

2020.4.1スタート。元小学校教諭,児童発達支援スタッフ,年長&0歳兄弟育児中の筆者が,読み聞かせをした絵本を中心に書籍の記録・紹介を行っています。自分と、子どもたちと、本との軌跡を確かめたい。筆者の肌感覚によるカテゴライズもしております。

ナガナガくん

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『ナガナガくん』 シド・ホフ 作・絵/小船谷佐知子 訳

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ナガナガくんは、犬。

 

ナガナガくんは、長い。

 

何が長いのかといえば…

胴がとてつもなくながーーーーーーい犬だったのです…!

 

 

ダックスフントといえば胴長の犬種だけれど、ナガナガは、そんじょそこらのダックスフントとは違う。

あんまり長くて自分のしっぽは見えないし、角を曲がるときはおしりがついてきているかどうか分からない。犬小屋からはいつもはみ出しちゃうし、他の犬たちからは「ソーセージみたい」と笑われる。

でも、ナガナガは全然気にしない。体が長ければたくさんの子どもたちと遊べるし、飼い主のおばさんはナガナガをとても可愛がってくれるのだから。

ところが、ある日、大好きなおばさんを置いて、ナガナガは家出をすることに…

一体なぜ?そして、ナガナガとおばさんは、どうなってしまうのでしょう。

 

 

 

まず、絵がかわいい~!作家のシド・ホフさんは、漫画を描いているだけあって、ポップでコミカルな絵が、眺めるだけでもかわいい。

そして、ナガナガの長さったら、本当に長いのです!インパクト!!出だしから、息子ゲラゲラ。掴みはバッチリ!ニヤニヤしながら読み進めていきました。

 

日本語訳版は1999年に発行されていたけれど、このお話がアメリカで初めに出版されたのは、1964年。60年近くも前だ~!原題は『LENGTHY』。Lengthyという単語は“length”の形容詞だけれど、非常に長い、冗長な、長ったらしい、な~んて意味があるらしい。ちょっと間抜けで、愛らしい。“ナガナガくん”というのは、なんとも名訳だと思う。

 

絵本のそでには、

「1960年代から

アメリカで読みつがれてきた

おおらかで楽しい絵本です。」

と、あった。

 

国や時代を超えて楽しめるテーマ。

笑って、泣いて、ほっとして。

息子もナガナガくんやおばさんに感情移入して、表情をコロコロ変えながら聞いてくれました。

サッパリと笑えるのに、なんだか心にほんわり残る。集団での読み聞かせにもオススメの1冊です。

 

『ナガナガくん』 1999年

発行所 徳間書店

シド・ホフ 作・絵

小船谷佐知子 訳