タイトルに吸い寄せられて、手に、取る。
なんだか、不気味な、本。
パラパラとめくっていくと…
うおぉぉぉぉぉ…
これは…怖い本です…!ホラーーー!!!
だって、作者は、宮部みゆきさん。ほのぼのした絵本、なわけがない。笑
絵もね、それはそれは、怖いよ。吉田尚令さん。美しいの。夢に出てくるよ。
よくよく見たら、「怪談えほん」と書いてある。シリーズになっていて、著名な作家さんがお話を書いているのね。京極夏彦さんとか。東雅夫さんという方が、編んでいる。
超怖いから、読み聞かせには、時と場と相手を選ぶ本かも。笑
でもさ、なんでだろう、怖い話って、魅力的なんだよね。
子どもの頃も、怖い話、大好きだったな…でも、本を手に取るのも怖いの。でも、読むの。笑
今は、怖い話がとっても苦手になってしまったのでなるべく避けるようにしている(レンタルDVDのホラージャンルの棚すら近寄りたくない)のですが、やっぱり、特別な魅力があるのだとは、思う。
未知のもの、触れられないもの、触れちゃいけないもの。
ちなみに夫(この人も怖い話がとても苦手)は、この本を大絶賛していて、絵本の『地獄』に近いものを感じる、と、面白い、と、喜んでおりました。
確かに、誰の心の中にでもあるもの、誰でも落ちうるもの。ダークサイドからの手紙、とでも申しましょうか。
あああ、美しい。あああ、朗読してみたい。
『悪い本』 2011年
発行所 株式会社岩崎書店
作 宮部みゆき
絵 吉田尚令
編 東 雅夫
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