『うごきえほん』 こんどう りょうへい さく かきのきはら まさひろ こうせい やまもと なおあき しゃしん
「こどものとも」7月号。
7月になっちゃった!
ページをめくると、躍動感あふれるオジサンたちの写真が、これでもか!これでもか!とこちらに語り掛け…いや、叫び掛けてくる。
そのオジサンたちは、ダンス・カンパニー、コンドルズ。知っている人も多いと思うが、私も正直久々にそのお名前を聞いたのでググってウィキってみた。
”コンドルズ(CONDORS)は、日本のコンテンポラリー・ダンスカンパニー。男性のみ学ラン姿でダンス・映像・コントなどを展開。国内ではダンスカンパニーとしては異例の渋谷公会堂で公演を行い、チケットを即完させた。海外公演も精力的に行っており、北米、中南米、東南アジア、中華人民共和国、大韓民国など20ヶ国以上で公演。NY公演ではニューヨーク・タイムズ紙に「日本のモンティパイソン」と絶賛される。”(Wikipediaより 2021.7.2調べ)
あああ、そうだ、なんか学ランの男性が躍動感溢れさせながら画面を舞っている姿が、なんか、なんか、頭の裏側の方に貼り付いているのを見つけた。子どもの頃、公演のCMとかやってたかも!?その頃は若い男性グループでしたが、メンバーチェンジを経て今も絶賛活躍中だそうです。
「あるく」と言っても、歩き方はいろいろ。
がにまたあるき、るんるんあるき、かにあるき、どろぼうあるき…
「あるく」「すわる」「おす」「もつ」「とぶ」「なげる」「まう」…いろんな”うごき”にまつわる全身全霊のナイスポーズ・ナイスフェイスがたっぷり収められている。
長男は、「とぶ」のページが気に入って、「すきーじゃんぷ」と「そらをとぶ」のポーズに黒子がいることに気付いてゲラゲラ笑っていました。
夫が「そのシリーズ知ってる~」と言っていたのだけれど、『うごきえほん』の前に『ひともじえほん』『かげええほん』が出ていて、本作はシリーズ3作目なのだそうです。
やっぱり、すごく、キャッチ―!
体の動きというのは、美しいものだな、と、本当に思う。
動きを真似して楽しむ、というのはもちろんですが、その佇まい・表現の世界を眺めているだけでも素敵。面白い。
最後には「いちにちのうごきすごろく」というのが載っていて、双六をして止まったところの動きをしてみよう!というゲームになっている。
もちろんすぐに挑戦。やるからには息子を笑わせたいので本気で挑んだけれど、ベイビーが寝ていたし私も疲れている時だったからなんかイマイチだった!今読み返したらやりたくなってきた!!今日長男が帰ってきたらやろう!絶対笑わせてやるぜ!!
最近はなんだか絵本を読む時間が取れない日が続いているんだけど、長男をデジタルに子守りさせていることにも罪悪感を抱き始めたので、夕方に読書タイムを設けたい。母の目標!続けられるか!?
月刊予約絵本「こどものとも」
『うごきえほん』 2021年7月号(通巻784号)
発行所 福音館書店
近藤良平 作
柿木原政広 構成
山本尚明 写真