『どろどろ』 せなけいこ
この絵本は、劇中劇、ならぬ、絵本中絵本、だったのだそうです。
せなけいこさんの『ぼくはかさ』という絵本で“たろうちゃん”が読んでいたというおばけの本『どろどろ』。本当は架空の絵本だったみたいなのだけれど、読者からの読みたいという声に応えて、せなさんが本当に作っちゃったのだそう。すごい!
「ど」のつくもの…ドレミのド、ドロップ、どら焼き、ドーナッツ…「ど」のつくものがたくさん集まって、ひとつのお話になっている。
リズムが良くて楽しいから、ぜひ声に出して読みたい。
〆はもちろん、どろどろおばけ。せなけいこさんと言えば、おばけのイメージ。今回もおばけが登場!おばけって怖いのに、魅力的。怖い話は耳を塞ぎながら聞きたい…みたいなの、アルヨネ。
息子は怖がりなので『どろどろ』のかわいい愉快なおばけさえ怖がっていたけれど、おばけ好きのキッズには、せなけいこさんシリーズ、嬉しいかもなぁ!!
ビビットな貼り絵が素敵。そう、貼り絵なのね!コラージュ!素敵!
コラージュの制作をするときの導入にも、せなけいこさんの絵本シリーズは使えそうだなぁと思いました。
『ぼくはかさ』、読んでみたいなぁ。そして、『どろどろ』の存在を確かめたいっ!
『どろどろ』 2006年
発行所 ポプラ社
作・絵 せなけいこ
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