私がいつも行く図書館では、〇〇県出身の作家の本、みたいなコーナーが組まれている。今回は、岐阜県。
新入学児・新入園児を抱え、なんだか春を味わいたい気分のワタシ。
岐阜県コーナーに並んだ『はるのごほうび』というタイトルが、ポーンと目に飛び込んできた。
はるです。
そらに ブタが うかんでいます。 (本文より)
のどかな春の空に、ブタ、ネコ、カエル、タヌキ、クマ…いろんな動物が気持ちよさそうに浮かんでいる。こいのぼりさんが教えてくれた、空に浮かぶ方法とは…?
気付けば端午の節句ももう少し。春にぴったりの、今、読みたい1冊でした。あっという間に読めるから、活動のスキマ時間にもいいね!
そして、ブタが浮かぶとか、最後にはキャベツも浮かんじゃうんですけど、これはね、もうね、『キャベツくん』へのリスペクトを感じずにはいられないよね。うん、きっと、そう。
ちなみに、岐阜県ご出身なのは作者の内田麟太郎さんではなく、絵を描いている村上康成さん。
図書館の索引では、一般の図書は作者の名前でヒットするのに、絵本は、作者ではなく画家の名前で並べられているのが不思議だったのだけれど、ちょいと調べてみると、公立図書館が使っているNDCという分類法では、絵本は絵を描いた人の名前で登録されることになっているらしい。ほぅ!
絵本は画集に準ずるもの、ということからそうなった、という説もあるとか。
そのくらい、絵本にとって「絵」はとっても大事なものなんだね。もちろん素敵なお話と共にあって、その世界が成立しているということは、言うまでもなく。
さてさて慣らし保育が始まりましたが、まさかの給食で苦戦している次男氏!!!ごはんは喜んで食べるだろう、と勝手に思い込んでいたのだが、都合よく妄想してはいけませんな。少しずつでも環境に慣れて、ごはんも食べられるようになるといいなぁ。(すなわち、あとちょっと…あとちょっとだけ…自分の時間が欲しい…センセイ、ムスコヨ、ワガママイッテゴメン。ホントゴメン。)
そして、慣らし保育無しでいきなり朝から晩まで保育園に預けた長男には、なんと酷なことをしたのだろうと、母は反省するのでした。
やっぱり、春は嬉しく、切ない。
さてさて、仙台は、桜が満開!
今日は、毎日張り切ってる新入学児と、ちょっとママが恋しい新入園児と一緒にドライブお花見でもしちゃおかな。
みなさんのところはどうですか?
薄いピンク色の、はるのごほうびは、やってきましたか?
『はるのごほうび』 2018年
発行所 鈴木出版