『ABC BOOK①いろいろなどうぶつになってみました』 五味太郎
英語の絵本、いろいろあるヨネ。
我が子の育児でも、小さい頃から英語に触れていた方がいいのかなぁ、と思って、英語の歌を歌ったり、英語で話しかけたり、英語のCDを聴かせたり、英語であそぼ!見せたり、字幕で映画見ながら授乳したり?、お教室に通わせるような金も甲斐性も無いくせに、何とな~く、機会があれば英語も、みたいな貧乏根性はいつもそばにあった。
えー、さて、5歳現在、彼にとって、英語は喋れたらカッコイイもの、という意識はあるらしく、完全にデタラメな謎語を喋って、「すごい?」と聞いてくる。ハイ、英語に対して抵抗は無いようですが、だからと言って特に身に付いてはおりません。…そんなもんじゃな。
さて、英語の絵本、アルファベットの絵本はいろいろあるけれども、おぉ!五味太郎さんも出しているではないか!ということで、手に取ってみました。(すみません!画像が見当たらず、今回は画像無しでお送りいたします。ごめんなさい!)
Aは、alligator。Bは、bear。Cは、cat…そんな風に、頭文字がアルファベットのA~Zの動物たちが、どんどん、続々、出てきます。
アルファベットの大文字、小文字/綴り/発音記号/発音のカタカナ表記/言葉の意味…と共に、
“「わに」になってみました。
きゅうに げんきになりました。”
“「くま」になってみました。
春がくるのがまちどおしいな、
なんておもいました。”
“「ねこ」になってみました。
わたしはかわいいと、
すなおにおもえました。”(本文より)
な~んて、五味太郎さんらしいコメントが、五味太郎さんらしいイラストと共に描かれている。あぁ、ぐぐっと、魅力的。なんか、文化的。
知らない単語も多いから、5歳には難しいかなぁとは思いつつも、我が家でお風呂に貼っている『はらぺこあおむし』のABC表とかぶっている動物がいたり、英語であそぼの歌でワニをクロコダイル、って歌ってて、アリゲーターっていう呼び方もあるんだね(実際は、種類によって呼び分けているらしいけど、その辺は割愛)ということが分かったり、なにより五味さんのユーモアに包まれて、飽きずに楽しく読めました!ゾウに笑い、馬に笑い、急に出て来るウルトラマンには爆笑。
今回読んだのは、『ABC BOOK①いろいろなどうぶつになってみました』ということで、シリーズ1作目。次作として、『ABC BOOK②いろいろなものになってみました』という作品もあるらしい。
何になってみちゃうんだろう…。
動物、という限定された世界ではなく、選択肢は無限大。どんな物を、言葉を、選ぶのか。
五味太郎さんセレクトが気になります。
『ABC BOOK①いろいろなどうぶつになってみました』 1991年
発行所 ブロンズ新社
著者 五味太郎