絵本ライブラリー 読む、残す、思い出す

2020.4.1スタート。元小学校教諭,小2&2歳兄弟育児中の筆者が,読み聞かせをした絵本を中心に書籍の記録・紹介を行っています。自分と、子どもたちと、本との軌跡を記しておきたい。筆者の肌感覚によるカテゴライズもしております。昔の記事も振り返って楽しんでもらえるブログを目指したい。

オーケストラ 世界の町で 楽団員を さがそう!

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『オーケストラ 世界の町で 楽団員を さがそう!』 さく・え クロエ・プラルノ やく うちださやこ

 

図書館にて、長男に迷路や絵探しの本を借りようかなぁ~と思ってその辺りのコーナーを見に行ったら、めちゃきゅんきゅんする本を見つけた!!!

 

「みんなバカンスに行ってしまったって!?」

「コンサートまで1週間しかないぞ。はやく、楽団員をさがしにいこう!」 (本文より)

 

こう話しているのは、オーケストラのマエストロとアシスタント。

アイスランド、日本、ポルトガル、ロシア、フランス、ギリシャ、トルコ、エジプト、イタリア、ブラジル、コートジボワール…各国のいろんな都市に旅に出てしまったオーケストラの団員たちを、彼らから届いた手紙をヒントに探していく。

 

『せかいじゅうから たっくさん!』

bg8qp.hatenablog.jp

 

とか、『MAPS』みたいな雰囲気に、ウォーリーを探せ要素をプラスした感じね!まるで世界旅行~!!

オーケストラの楽器にも触れられるから、長男と楽器の名前を確認しながら読み進めるのが楽しかったっ!!

 

 

東京のページのカオスさはなかなかのもの。あれですね、監修してくれ!と突っ込まざるを得ないぶっ飛んだ日本語の看板の数々。ぜひこの本を手に取ったらその辺りも注目して読んでみてほしい。おもろいです。笑

ネットフリックスの“ミッドナイトアジア”っていう番組が面白くて、東京の回を観て、世界におけるジャパン、トーキョーのイメージって、こんな感じなんだな~と思ったりしたんだけど、外国(特に欧米)から見た東京の街というのは、やはりどこかオリエンタルでカオスでユニークな印象なんだね~。きっと。

 

 

最後のページのコンサートに、世界中の各都市からお客さんが聴きに来ているのもとても素敵。世界はひとつ。ひとつなんだよー。

 

長男は太鼓から足が生えてる人?が気に入って、めちゃ笑ってました!あと、イタリアのシンバルさんね!!

 

こういう本、好き~!楽しかったぁ~!

 

『オーケストラ 世界の町で 楽団員を さがそう!』 2018年

発行所 KTC中央出版

作者 クロエ・プラルノ