『おもちのきもち』 かがくい ひろし
あっという間に2021年も6日目が過ぎ去ろうとしている…!
みなさま、どうぞ今年もお元気で、いいことがたくさんありますように。
今年もよろしくお願いいたします。
さて!!だるまさんシリーズ
の、かがくいひろしさん!
表紙には、表情が目を引く鏡餅様。KAGAMIMOCHI!!
腕を組んで、なんだか困り顔。
“おもちだって、
いろいろ
なやみがあるんです。”(そで より)
かまどの火でふかふかほんわり、ふかされたもち米…ところが、きねとうすでぺったんぺったん餅つきされて頭を叩かれたり、のし棒でペッタンコにのばされたり、丸めてプッチンとちぎられたりして、しまいには、あんこにきなこにだいこんおろし、なっとうまみれになって人間に食べられてしまう。
床の間に大事に飾られていた鏡餅も、いつなんどき食べられることやらおそろしくなって、
なんと!…逃げ出してしまったのです!!!
床の間を抜け出し、家を出て、ビロンビロン走り出した大きなかがみもちの運命や、いかに!?
ビロンビロン動く鏡餅はオバケのように気持ち悪くもあり、やっぱりモチモチ美味しそうでもある。アツアツのおもち、たべちゃいた~~い!!!
ユニークなかがくいひろしさんワールドで笑えるお話なので、お正月明けの鏡開き前あたりにでも、ぜひ読み聞かせたい。
小学校だったら、始業式の日の隙間時間とか、次の日あたりの授業に飽きたころに読んでもいいかもぉ~。
もはや学校が懐かしいな。
『おもちのきもち』 2006年
発行所 講談社
作・絵 かがくい ひろし(加岳井広)
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