『かばんうりのガラゴ』 島田 ゆか
パパと図書館に行って来た息子。ニヤニヤしながら嬉しそうに「じゃーん!」
おおお!ガラゴだ!!!息子の大好きな島田ゆかさん!!!
図書館でも島田ゆかさんシリーズは人気で、借りられていることもしばしば。ついにガラゴを借りられたのね~!よかったね!
ガラゴは、旅するかばん屋さん。もしかしたら品揃えは世界一。「ガラゴのかばん」と書かれた旗の付いたトランクの中には、あら不思議、あんなカバンやこんなカバン。その四次元に繋がっているとも思えるトランクは、時にガラゴのベッドにもなっちゃう。犬のかばんに、ライオンのたてがみかばん、おたまじゃくしを運べるかばん…どんなかばんもお手の物。いつでもどこでもお客さんのリクエストに応えて、欲しいかばんを見繕ってくれる。
あぁ~島田ゆかワールド!!やっぱり面白い。お話も、絵も、世界観も。すてきなアイディアかばんがたくさん出て来るんだけど…そのどれもが、カバンである必要ある…!?というスペシャルな代物。なんでかばんをテーマにしたんだろう…でもやっぱり、あれも、これも「かばん」っていうのが、ワクワクするんだろうな。
わらしべ長者のごとく、かばんのお代としていただいたものが、次々と役立っていくのも素敵♡
犬のぶーちゃん!に、
バムケロで見たことあるキャラも、いっぱい!(名前、調べてみよう!)
ガラゴがかわいいのはもちろん、たくさん出て来るゲストとサブキャラにも癒されます。
ガラゴは右足に赤・左足に青の靴を履いているのだけれど、トランクにも同じ靴を履いた足が付いている。だから、トランクを引く時の音は、ガラガラ、じゃなくて、ペタペタ、なんじゃないかな、って、脳内でアニメーション化して、母ちゃんニヤニヤしちゃいました。
ああ!もう、超かわいい。
『かばんうりのガラゴ』 1997年
発行所 文溪堂
島田 ゆか 作/絵