『こりゃなんだうた』 谷川晃一 作
『へんしーん』
の谷川晃一さん。
味のある、なんとも魅力的な絵。
「ありゃなんだ
こりゃなんだ
コックさん
りょうりつくらず
テニスする
そりゃへんだ」(本文より)
物語はこの歌のリズムで進んでいく。
コックさんにカメラマン、帽子屋さんにおすもうさん…この町の人たちは、どうやら、なんだか、変みたい。
コミカルな絵に、奇想天外な発想。息子ゲラゲラ。あっという間に読み終わって、もう一回。
靴屋さんが作った長すぎるブーツをキリンがこっそり履いているのもニヤニヤしちゃう。
何回も読んでると、自然とメロディーが付いてくる。
「うた」っていうくらいだから、自分で勝手に自由に歌ってみるくらい、谷川さんも想定内なのだろう。
自分の好きなように読んでみたら、歌ってみたら、楽しいんじゃないかな。
語るように歌い、歌うように語る。
ぼそぼそ喋ったり、大げさに読み上げたりしているうちに、その言葉に合ったメロディーが向こうからやってくる。(ほんとか。)
とりあえずあたくしもここだけメロディー確定しました。
♪そりゃへんだぁ~(sslsd~)
『こりゃなんだうた』 2013年
発行所 福音館書店
谷川晃一 作
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