絵本ライブラリー 読む、残す、思い出す

2020.4.1スタート。元小学校教諭,小3&3歳兄弟育児中の筆者が,読み聞かせをした絵本を中心に書籍の記録・紹介を行っています。自分と、子どもたちと、本との軌跡を記しておきたい。筆者の肌感覚によるカテゴライズもしております。昔の記事も振り返って楽しんでもらえるブログを目指したい。

こりゃなんだうた

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『こりゃなんだうた』 谷川晃一 作

 

『へんしーん』

bg8qp.hatenablog.jp

の谷川晃一さん。

 

味のある、なんとも魅力的な絵。

 

「ありゃなんだ

 こりゃなんだ

 コックさん

 

 りょうりつくらず

 テニスする

 そりゃへんだ」(本文より)

 

物語はこの歌のリズムで進んでいく。

コックさんにカメラマン、帽子屋さんにおすもうさん…この町の人たちは、どうやら、なんだか、変みたい。

コミカルな絵に、奇想天外な発想。息子ゲラゲラ。あっという間に読み終わって、もう一回。

靴屋さんが作った長すぎるブーツをキリンがこっそり履いているのもニヤニヤしちゃう。

何回も読んでると、自然とメロディーが付いてくる。

「うた」っていうくらいだから、自分で勝手に自由に歌ってみるくらい、谷川さんも想定内なのだろう。

自分の好きなように読んでみたら、歌ってみたら、楽しいんじゃないかな。

 

語るように歌い、歌うように語る。

ぼそぼそ喋ったり、大げさに読み上げたりしているうちに、その言葉に合ったメロディーが向こうからやってくる。(ほんとか。)

 

とりあえずあたくしもここだけメロディー確定しました。

♪そりゃへんだぁ~(sslsd~)

 

『こりゃなんだうた』 2013年

発行所 福音館書店

谷川晃一 作