絵本ライブラリー 読む、残す、思い出す

2020.4.1スタート。元小学校教諭,児童発達支援スタッフ,年長&0歳兄弟育児中の筆者が,読み聞かせをした絵本を中心に書籍の記録・紹介を行っています。自分と、子どもたちと、本との軌跡を確かめたい。筆者の肌感覚によるカテゴライズもしております。

あの人が歌うのをきいたことがない

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『あの人が歌うのをきいたことがない』 作 堀込高樹 絵 福田利之 

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あの人が歌うのをきいたことがない / 堀込高樹 【本】
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『おこりんぼママ』☟

bg8qp.hatenablog.jp

でご紹介した「大人のための絵本よみやさん 香(かおり)」さんから貸していただいた絵本のうちの1冊。

2020年4月発行ですから、本当に新しい本!できたてほやほやです。

 

「あの人が歌うのをきいたことがない

 マイクが回ってきても隣の人に譲ってしまう

 歌わない人っているのです」…  (本文より)

  

おしゃれで、丁寧で、しーんと冷たくて、でも、どこか救いのある、絵。お話。

 

 

この絵本の中で語られている「歌」って、一体何なんだろう。

 

もちろん始まりは「歌」そのものなんだけど…主張、秘密、心の叫び、波長、バイオリズム、命の鼓動、存在そのもの…目に見えるもの、耳で聴こえるものと、そうでないもの。何か、感じる、もの。何だろう、「歌」では、一括りにできない、もっと、広いもの。もっと、深いもの。

そして、もしかしたら「歌」そのものが、そういう一括りにできないような、広くて、深いものなのかなぁ。

そんな内なる「歌」を聴き合って、私たち、出会っているのかも。もしかして。

 

「大人のための」をテーマにしている香さんが選んでくださった本ならではの、大人に染みる、大人が“感じる”絵本でありました。私たちの出会いも「歌」だったから…とっても嬉しい。

 

ちなみに私は、いつも歌いまくってるしマイクなんか回ってきたら喜んじゃうし、本当にオクユカシサとかツツマシサとかミステリアスナカンジとか…ちょっと研究しないと!笑

 

著者であるキリンジ堀込高樹さんが、本と同タイトルの楽曲を配信されていて、聴いてみました。私はYouTubeで。場面ごとに、7部作に分かれています。オシャレサウンド!ラグジュアリー。

音の紙芝居。一人で黙って読んでいた時よりも立体的で、作者の描いた感情の起伏が迫ってきて、なお味わい深い…素敵でした!!

そして、言葉と、音楽…香さんと絵本と音楽のセッションをした時のことを思い出していました。

 

 

余談ですが、本を読む前に、タイトルから、Sundayカミデと奇妙礼太郎のバンド・天才バンドの「天王寺ガール」という曲を思い出していたのよね。こっちは歌じゃなくてダンスです。最高にかっこいいから、こっちも聴いてっ!

 

秘めた情熱は、何より美しく、力強く、エモーショナルなの。

 

『あの人が歌うのをきいたことがない』 2020年  

発行所 888ブックス

作 堀込高樹 絵 福田利之