『らくがき絵本』 五味太郎50%
これは、絵本であって、絵本でない。
まず、表紙の作者の所に「五味太郎50%」と書いてある。なんだ、50%って。
その意味は、開いてみれば分かる。
ページをめくってもめくっても続くたくさんの絵のお題に対し、五味太郎さんが半分まで絵を描いてくれている。
だから、50%
残りの半分は誰が描くのか。それは、読者が描くのです!!!!
ストーリーは、特にない。
分厚いページをめくれば、再生紙の匂い。
どんな画材で描いてもいい。
はさみでちょん切っちゃうページもある。
簡単に思いつくお題もあれば、大人でも「?」と頭をひねっちゃうようなページもある。
これは、この間5歳になった息子のお誕生日に、私の両親がプレゼントしてくれたものだったのだが、控えめに言って、最高!!!!!です!ありがとぉぉ~~~!!!
息子氏も、早速描いていたよ~~!
ぎざぎざ~~~~
左の緑の服の人が、フレディ・マーキュリーにしか見えない。脚が脇の下から生えている。ひゅー!
ページに挟まれている「絵を描く楽しさへのお誘い」というワンペーパーの五味太郎さんの文章が、また、素晴らしすぎる。ぜひ、最高の五味太郎節と共に、この1冊を楽しむべし。
大人も、子どもも、一人一冊買いましょう。
ステイホームが捗ります。
夢が、心が、膨らみます。
『らくがき絵本』 1990年
発行所 ブロンズ新社
著者 五味太郎
リンク
パート2もありました!気になるっ!
リンク