絵本ライブラリー 読む、残す、思い出す

2020.4.1スタート。元小学校教諭,小2&2歳兄弟育児中の筆者が,読み聞かせをした絵本を中心に書籍の記録・紹介を行っています。自分と、子どもたちと、本との軌跡を記しておきたい。筆者の肌感覚によるカテゴライズもしております。昔の記事も振り返って楽しんでもらえるブログを目指したい。

パンめしあがれ

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『パンめしあがれ』 さく 視覚デザイン研究所 え 高原美和

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前に書いた『おべんとうめしあがれ』☟

bg8qp.hatenablog.jp


のシリーズ!こちらの『パンめしあがれ』の方が、早く出版されていました。


ページをめくる度に飛び込んでくる、たくさんのパンたち。

 

やっぱり、めちゃくちゃ、全部、美味しそう!!

 

後ろの扉の高原美和さんのコメントには、
「半年かけたくさんのパンを描いて、それぞれのパンの“表情の豊かさ”に驚きました」(一部抜粋)
とある。

 

じっくり研究され、描かれていることが素人目にだって分かるような、色合いと質感。

 

例えば、メロンパンのビスケット生地のカリカリしたところ、砂糖掛けのガリガリ感、その下のふんわりした感じ。

あんぱんの艶やかな照り、こんもりと、今すぐにでも頬張りたくなるような丸み。

ホットドッグの、表面のパリッとトーストした感じと、ふっくら具材を包み込むボトムの柔らかさ。いや、彩りの素敵なスパゲティも、プリっとジューシーなソーセージも、かけたての艶のあるケチャップも、ぜ~~ったい、美味しいでしょぉ~!!

 

まだまだ、まだまだ、あるのよ!

 

ああ~~、今回も、心底、今、手を伸ばして食べたくなる、美味しそうな絵たちでした。

パンの隣にそれぞれ描かれているドリンクのマッチングも素敵。

 

 

やっぱり、「丁寧」って、伝わるんだなぁ。

意識しようと、しまいと、

作り手の魂に触れて、

丁寧、が、美しさが、畏敬の念が、刻まれていく。

それが、優しさや、よりよく生きようとする心さえ育むように思う。

 

 

いつの世も芸術が求められる真理、って、そういうところにあるのかもしれないなぁ。

 

『パン めしあがれ』 2013年
発行所 株式会社視覚デザイン研究所
さく/視覚デザイン研究所 え/高原美和